リバースエニアグラム

屁のツッパリはいらんですよ!_ノルアドレナリンとエニアグラムの関係性

あなたは「キン肉マン」って知ってますか?
 

昔ジャンプで連載されていた人気マンガで、
後にテレビアニメ化されました。
 

主人公のキン肉マンは
キン肉星という星の王子さまなのですが
手違いで地球に捨てられ、
超人レスラーとして生計をたてています。
 

最初は弱かったのですが、
試合を重ねる内にどんどん強くなるという
ストーリーでした。
 

さて、このキン肉マン。
 

普段はドジで間抜けで結構弱いんですが、
ピンチの時は
「火事場のクソぢから~!」なんて叫んで
ものすごいパワーを出す、いわば
やるときゃやる」系のヒーローでした。
 

きっとピンチに陥った時のキン肉マンの
脳内ではノルアドレナリンが
出まくっていたことでしょう。
 

宇宙人なので確信は持てませんが・・・)
 

というワケで、今回は
「ピンチの時の火事場のクソバカぢから」
・・・のキッカケとなる脳内物質、
「ノルアドレナリン」とエニアグラムについて
考えてみたいと思います。
 

ストレス反応

前回の記事にて次のようにお話しました。
 

人間には二つの根源的欲求がある。
1.快を得る
2.不快を避ける

「快を得る」がドーパミンでしたね。
 

ノルアドレナリンとは、もう一つの欲求、
「不快を避ける神経回路」
のことです。
 

「不快」とは「感覚的にイヤ~な刺激」のことであり、
単純に「ストレス」と考えても差し支えありません。

 

例えば、「熱い」「うるさい」「まずい」といった
五感に代表される「外からの刺激」はもちろんのこと、
「痛い」「苦しい」「つらい」といった
「内面で感じる刺激」もストレス情報になります。
 

ですからノルアドレナリンの神経回路とは
「ストレスに反応し、回避する為の指示を出す仕組み」

とお考えください。
 

危機対策本部

もし、ノルアドレナリンの神経回路がなければ、
どうなるでしょうか?
 

今回も動物として最も根源的な例え話をします。
 

前回お話したとおり、
ドーパミンに支配されて
餌を食べることばっかりに
気を取られていると
その動物はどうなるでしょうか?
 

目の前の餌のことしか頭にないワケですから、
どこからか怖そうな動物がやってきて
「ガブッ!ペロリ」で
はい、さようなら~・・・ですよね。
 

全ての動物は捕食者であり被食者なワケです。
 

ですから捕食者(敵)が現れないか、
常に注意しないといけないですし、
不幸にも敵に遭遇した場合、
「逃げるか?戦うか?」
素早くどちらかを選択して行動しないと
食べられてしまいます。
 

このようなピンチに陥った時、ノルアドレナリンは
「危機対策本部」
としての役割を果たします。
 

ノルアドレナリンの働き

では、ノルアドレナリンの具体的な働きについて。
 

まず、 視覚や嗅覚でキャッチした「敵がやってきた!」
という情報を脳が受け取ると
ノルアドレナリンが大量に分泌されます。
 

すると脳が覚醒して意識が集中し、
過去の経験や周囲の状況を分析して
「逃げるか?戦うか?」について
正確な判断ができる
ようになるんですね。
 

同時にノルアドレナリンは交感神経に働きかけます。
 

アドレナリンと共に
血圧や心拍数を上昇させ、
血液を脳と筋肉に集中させて
素早く逃げたり、力強く戦えるような体勢

もっていくのです。
 

このようなノルアドレナリンの働きによって
「火事場のバカぢから」が発揮できるんですね。
 

さらに驚くことにノルアドレナリンには
痛みを感じさせない効果もあるんですって。
 

もう至れり尽くせりですね。
 

現代社会では・・・

ノルアドレナリンの元々の働きは
生命のピンチに遭遇した際、
脳の回転と体の動きをアップさせる
ことにあります。
 

その働きによって人間様が
ここまで生き延びてこれたんですね。
 

でもあまりピンと来ないたとえ話だったかもしれません。
 

現代社会において、
人間が食うか食われるかといった極限状態は
考えにくいですし、
日本においては殺るか殺られるかといった
北斗の拳のような場面に出くわすことは
少ないと考えられますから。
 

なので、ノルアドレナリンが活躍するのは
「とっさの判断力が必要な仕事をする時」

と言い換えた方がいいかも知れませんね。
 

一番代表的なのは車の運転でしょうか?
目や耳の感覚器官を研ぎ澄ませ
一瞬の判断で過去の経験から
次の行動を選択、つまりハンドルやブレーキを操作する。
 

意識を集中させないとできない、
とても高度な仕事なワケです。
 

酔っ払ってヘベレケでは安全な運転はできませんよね。
 

ですから平和な時代においてはノルアドレナリンは
「仕事脳」
と言えるでしょう。
 

ノルアドレナリンまとめ

ノルアドレナリンが分泌されたときの効果をまとめます。
 

脳が覚醒する
注意力が増す
集中力が増す
高度な状況判断ができるようになる
緊張感が増す
血圧や心拍数が上昇する
闘争又は逃避行動に出る

ノルアドレナリンが少ないと
注意力や集中力の低下を招き、
とっさの行動が取りにくく、
状況判断もしにくくなる、
ということになります。
 

逆に多すぎる場合はどうでしょうか?
脳や体は常に戦闘体勢という
極度の緊張状態にさらされるのです。
 

ここで問題になるのは
「仕事や人間関係が上手くいかない」
「お金が無い」等のストレスも
脳にとっては立派な「生命の危機」

捉えてしまうことなんです。
 

強いストレス状態が長く続くと
ちょっとしたことでも敏感に
反応してしまうようになります。
 

ですから逃避を選択した場合は
引き込もりになってしまうかも知れません。
 

闘争を選択した場合、
それが他者に向かえば
キレたり、暴力を振るうようになり、
自分に向かえば自傷や自殺を計る
危険性があるのです。
 

かなり極端なことを言いましたが
ドーパミンと同じく、ノルアドレナリンも
適度な分泌が望ましいのです。

 

ノルアドレナリンとエニアグラム各タイプの対応

さて、今回も対応表を見てみましょう。
 

タイプノルアドレナリンドーパミンセロトニン
Type5
Type6
Type7
Type2
Type3
Type4
Type1
Type8
Type9

ノルアドレナリンの分泌が高い順に並べ替えてあります。
 

綺麗に各センターに分かれましたね。
 

ノルアドレナリンの分泌が多いのはタイプ567の思考センター。
 

普通なのはタイプ234の感情センター。
 

少ないのはタイプ189の本能センター。
 

不安や心配などに反応するとか
脳が覚醒するというのは
思考センターの各タイプに共通していると思います。
 

タイプ7の方とお話した際、
「いつも頭が回転していて疲れるんだよね~」
なんて言ってましたし。
 

危機管理とは安全を求めるということですから、
タイプ6の気質をモロに表していると思います。
 

高度な状況判断とは分析という事ですから、
これまたタイプ5に合致しますよね。
 

分泌が少ないタイプ8についても
危険を顧みないという意味で
納得はしやすいかも知れません。
 

同じく分泌が少ないタイプ1も
柔軟な思考に少々欠けるという意味では
なんとか納得できるかも知れませんね。
 

まとめ

ノルアドレナリンの分泌が多くて、
常に頭が回転していたり、
分析が得意だったり、
不安や心配に反応しやすい人は
タイプ567の可能性が高いと言えます。

 

今回はここまで。
 

次回は3つ目の脳内物質「セロトニン」について
考えてみたいと思います。
 

それではまた。
 

追伸

あ、そうそう。タイトルの
「屁のツッパリはいらんですよ!」は
キン肉マンの口癖
です。
 

言葉の意味はよくわかりませんが
とにかくすごい自信なんだそうです。
 

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コメント&トラックバック

  • コメント ( 1 )
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  1. タイプ5w6

    篠田様

    すばらしい分析ありがとうございます。

    ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンの事が書いてあるエニアグラムの本は読みましたが、車のアクセルとギアとブレーキに例えられていたので、いまひとつ、ノルアドレナリンのことがよくわかりませんでした。

    タイプ5は、ノルアドレナリンが多いと書いてあったのですが、ギアって何?と思ってしまいました。

    そうすると、タイプ5w6は、逃げまくっているわけですね。そのとおりです。
    将来の心配ばかりして、保険にも入りまくっています。
    9が保険にも年金にもはいっていないことを知って私は固まってしまいました。

    常に最悪のシナリオを考えているせいか、何事もない毎日が幸せです。震災のとき寒かったらどうしようかと恐れています。家に灯油がまだたくさんあるだけで幸せです。

    タイプ6の知り合いたちは、運動神経が良く、学生のころスポーツの選手だったにもかかわらず、車の免許を持っていない人が二人、免許を持っていても60年間一度も運転しなかった人が一人います。

    エニアグラムを学ぶと、今まで なぜ?  と思っていた答えが出てたのしいですね。

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