リバースエニアグラム

アイドリング規制に反対します!_セロトニンとエニアグラムの関係性

あなたはアイドリングって知ってますか
 

車やバイクなど、
エンジンを始動させた直後や信号待ち等、
タイヤが動かなくてもエンジンが低回転で
動いている、あの状態のことですね。
 

一昔前ならエンジンをスムーズに回転させる為に、
運転前のアイドリングは必要とされていました。
 

エンジンの寿命も伸びるんですよね。
 

しかし、昨今の環境対策やエコブームにより
アイドリングは悪者になり、
条例で規制されるまでになりました。
 

さて、今回は脳や体にとってのアイドリングとも言える
3つ目の脳内物質、
「セロトニン」
とエニアグラムの関係について
考えてみたいと思います。
 

ウォーミングアップ!

前々回では「快を求める」ドーパミンを、
前回は「不快を避ける」ノルアドレナリンについて 紹介しました。
 

どちらも性質は違いますが、
人間が生き延びる為に必要な行動をうながす
「HOTな興奮物質」と言えます。
 

これに対して今回紹介するセロトニンは
全く性質が異なります。
 

まず第一に、
ドーパミンやノルアドレナリンのような
興奮物質ではない、ということです。
 

そもそもドーパミンやノルアドレナリンは
何らかの刺激に反応して分泌されるのですが、
セロトニンは起きている間、点滴のように
一定間隔で分泌され続けるのです。
 

つまりこういうことです。
 

夜寝ている間は副交換神経が優位になって、
体を休めています。
 

朝起きるとセロトニンが一定間隔で分泌されることで、
適度に脳が覚醒し、
体が副交換神経から運動に適した交感神経に切り替わる。
 

セロトニンとは
体をウォーミングアップする
物質なのです。
 

まさしく「アイドリング」ですね。
 

セロトニンのアイドリングは規制されたら困りますね。
 

冷却装置

セロトニンの次の働きとして、
平常心を保つことがあげられます。
 

ドーパミンやノルアドレナリンの分泌により
興奮してしまった脳を鎮める作用があるのです。
 

お伝えしたとおり、
ドーパミンやノルアドレナリンって
ようするに興奮剤ですから分泌されすぎると
脳や体に相当の負荷がかかるのです。
 

ですからセロトニンは
熱くなった二つの神経に働きかけることで
安定した精神を取り戻す
言わば冷却装置の役目を果たすんですね。
 

共感脳

セロトニンの3つ目の働きとして、
共感力を高めることがあげられます。
 

共感力とは、
言葉だけではなく、表情や身振り、声のトーンなどから
相手の感情を感じ取り、自分も同じ感情を感じる能力
のことです。
 

このことは悪く言えば
自分の思考や感情が相手の感情によって左右されてしまう
ということになります。
 

さて、人間はこの共感力が他の動物と比べて
とても発達しているのですが何故でしょうか
 

それは人間が身体能力的に
あまりにも弱い動物
だからです。
 

人間の祖先が樹上から降りて生活し始めたとき、
とても「ひ弱」な存在だったに違いありません。
 

鋭い牙も爪もなく、
皮膚も柔らかいですし、
早く走ることもできないのですから。
 

そして他の動物と違い、
子育てに年月がかかりすぎるのです。
 

そんな人間が生き延びるためには
群れ=社会を作らなければいけなかったのです。
 

社会の構築には
コミュニケーション、調和、共感が必要
になります。
 

つまり人間はこのような共感力=共感脳を発達させることで
大きな社会を作ることができるようになり、
それで他の動物より優位に立てるようになったのです。
 

セロトニンまとめ

それではセロトニンが分泌された時の効果をまとめます。
 

脳と体を睡眠状態から活動状態に切り替える
興奮系の神経を適度に押さえて平常心を保つ
興奮した気持ちを切り替える
共感力が高まり非言語コミュニケーションに長ける
痛みを緩和したり姿勢を良くする
睡眠成分のメラトニンの原料となる

痛みを緩和したり、睡眠成分の原料になるなど、
セロトニンっていろんな仕事していて
面白いですね。
 

逆にセロトニンが少なくなってくると、
どうなるのでしょうか
 

まず、気持ちの切り替えができずに
ストレスが高まったり、
目的に固執したりするようになります。
 

ここで重要なのは
ストレスによる興奮を鎮めてくれるはずの
セロトニンの分泌が
ストレスの為、少なくなってしまう
ことなんです。
 

ですからストレスが排除されない限り、
セロトニンがどんどん減少して、
平常心が失われ、
ストレスがますます高まる
という悪循環に陥ってしまうのです。
 

ようするに人間は
ストレスに完全に打ち勝つことは
できない
んですね。
 

さて、セロトニンの分泌がどんどん減少し、
悪循環のワナにはまると、どうなるのでしょうか
 

副交感神経と交感神経の切り替えができなくなり
頭が働かないし、体も動かないので
正常な活動が、しにくくなります。
 

二つの興奮系をなだめることができなくなるので
気分の切り替えができず、
依存症になったりキレやすくなる。
 

睡眠薬の役割を持つメラトニンが
材料不足で生成されなくなります。
 

そのことで夜寝られなくなったり
眠りが浅くなることで、
慢性的な睡眠不足となり、
ますます朝に起きられなくなります。
 

そして前回お伝えしたとおり、
ノルアドレナリンを制御することができなくなって、
引き込もりや自傷自殺の危険性が出てくる。
 

・・・そうです。もうお分かりですね。
 

セロトニンが極端に減って枯渇すると
ウツになってしまうんです。
 

全てのウツの原因がセロトニン不足ではありません。
 

でも、数少ないセロトニンを
効率良く使う薬(SSRI)が
ウツに対して効果があるので、
セロトニンが極端に少なくなるとウツになる
と考えてよいでしょう。
 

尚、セロトニンには
ドーパミンやノルアドレナリンとは違い、
多すぎる時に分泌を抑える機能があるので
過分泌については、あまり考えなくてもよいそうです。
 

いずれにしても
ドーパミン、ノルアドレナリンと同様、
セロトニンも適切な分泌が必要ということに
なります。
 

セロトニンとエニアグラム各タイプの対応

対応表を見てみましょう。
 

タイプセロトニンドーパミンノルアドレナリン
Type2
Type7
Type9
Type1
Type3
Type5
Type4
Type6
Type8

セロトニンの分泌が多いのはタイプ279。
 

普通なのはタイプ135。
 

少ないのはタイプ468。
 

他に同じ分類はないかなー、
とエニアグラム書籍を探していたところ、
ありました。ありました。
 

つい最近読んだ、
ティム・マクリーン氏、高岡よし子氏の著書
エニアグラム 自分のことが分かる本』の中で紹介されている、
「問題が生じたときの態度」による
タイプ分け
に対応していました。
 

要約(少々意訳)すると次のとおりです。
 

【セロトニンが多い279=楽観的タイプ】
 ・物事は結局うまくいく
 ・いい気分を分かちあいたい
 ・場の雰囲気を良くしたい
 ・嫌なことにはフタをして先延ばしにする
【セロトニンが普通135=合理的タイプ】
 ・冷静に対処したい
 ・客観的、合理的、効率的に解決したい
 ・自分や相手の感情を後回しにする
【セロトニンが少ない468=反応タイプ】
 ・本気で感情をぶつける=直球ストレート
 ・相手にも真剣に取り組んで欲しい
 ・相手を信頼できるかどうか疑う

うまいこと共感力の高低に対応していると思います。
 

実際のところ、
上記「楽観」「合理」「反応」のうち
どのタイプが最も効果的に
問題に対処できるのかは
ケースバイケースだと思います。
 

共感力を働かせてばかりだと、
言うべきときに厳しいことを言えなくて
問題が解決しないことがあります。
 

あまりに客観的、合理的過ぎると、
感情面でこじれることが多いですよね。
 

直球ストレートは一番こじれそうな
気がしますが、相手と意気投合さえできれば、
一番早く解決できることって
よくありますよね。
 

さて、考察ですが、
共感力や平常心という意味で
一番理解しやすいのはタイプ9でしょうか。
 

タイプ9はドーパミンもノルアドレナリンも
少ないので穏やかでノンビリしていている。
 

そして共感脳であるセロトニンだけが多いので
平和や調和を求め、他者に安心感を与えて一体化する。
 

タイプ2はドーパミンもノルアドレナリンも
適度に分泌される。
 

だからタイプ9よりもっと積極的な共感力、
つまり奉仕という形になりやすい。
 

タイプ7は3つの脳内物質が全て多いので
とても忙しい。
 

積極的で押しが強いと思えば、直ぐに収まる。
 

集中して思考していたかと思えば、
直ぐに別のことをしている。
 

そして共感力は、自分だけでなく他者も楽しませたり、
ムードメーカーとして発揮している。
 

共感力が発達したタイプ279は、
社会を構築する上で、潤滑油というか、
接着剤の役割を果たしていると言えます。
 

もちろん、セロトニンがそこそこ分泌されている
タイプ135の合理グループがいなければ
実務は回らないでしょう。
 

セロトニンが少ない、
タイプ468の反応グループのような直球ストレートな
部分がなければ組織を動かすことは難しいでしょう。
 

そうやって考えるとセロトニンによる分類は
共感力の高低と考えるよりも
社会における各グループの役割としてとらえた方が
いいのかも知れませんね。
 

まとめ

セロトニンの分泌が多くて、
いつも平常心を保っていたり、
共感力に優れていたり、
周囲の雰囲気を良くする人は
タイプ279の可能性が高いと言えます。

 

今回はここまで。
 

次回は脳内物質とエニアグラムの関係についての総括を
お伝えしたいと思います。
 

それではまた。

URL :
TRACKBACK URL :

コメント&トラックバック

  • コメント ( 2 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. その通りですね・・・
    T6の私には耳が痛いです。
     
    興味深いお話をありがとうございます!
    夫がウツになるのを心配していましたが、
    T9なので、ちょっと安心?
    それより自分の心配をしよう~~ (^_^;)

  2. 篠田工治@クッキング父ちゃん

    いつも長い(?)ブログをご覧いただき有難うございます。
     
    最近エニアグラムの分析というか、情報を発信していくと、
    特定タイプの御方を批判していないか、
    結構ヒヤヒヤすることが多いです。
     
    文章ってほんとに伝わらないし、
    書き手読み手の精神状態が悪かったりすると、
    トラブルに発展しかねないな、と思っています。
     
    でもそれを恐れていてはいけない、とも思ってます。
     
    それが共感力グループ(?)の使命ですから。
     

コメントをどうぞ

*
*
* (公開されません)

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Return Top