リバースエニアグラム

エニアグラムはどこから学んだらいいのか?

エニアグラムはどこから学んだらいいのか?

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

先日しれっと、アンケートのページを追加しました。
 

そしたら早速数名の読者さんから
アンケートにご回答いただいたワケです。
 

今回のアンケートは
ニックネームとメアドの項目を外したので
読者さまを特定することができません。
 

とうわけで、この場を借りて
ご回答いただいた読者さまへ。
 

ご協力感謝いたします。
 

で、折角なんで今回は、
頂いたアンケート内容に関するお話をしようと思います。
 

エニアグラムはどこから学んだらいいのか?

教材を作成している私にとって、
まさにタイムリーなお話だったりします(笑)。
 

早速結論ですが、
エニアグラムを学ぶ際は
「各性格タイプの根源」
から学んでください。
 

例えば、
姉妹ブログ『シンプルエニアグラム』では
各タイプ5回の記事で構成しているのですが、
各タイプを理解するのに大事なことは
大体2回目か3回目に書かれています。
 

なので、
それらの記事に「根源」とか「欲求」という
前置きで書かれていることだけでいいので、
しっかり覚えるようにしてください。
 

乱暴なことを言ってしまえば、
それ以外のことは最初の内は
覚えなくてもいいとさえ思っています。
 

それはなぜか?
実はこの「タイプの根源」こそが
人の性格を分類する最終的な拠り所だからです。
 

例えば、タイプ診断のチェック表を
思い浮かべてください。
 

どのチェック表でも、だいたい各タイプにつき
10問から20問くらい設問があると思います。
 

このうちタイプの根源を示している設問が
ざっくり3問くらいで、あとは重要度の低い、
枝葉の設問が7問くらいあるとします。
 

これでチェック表を実施し、
「根源の3問は該当するけど
 枝葉の7問は該当しなかった」
なんて場合。
 

該当率は10分の3なので、
一見このタイプは候補にならないはずです。
 

でも、他のどのタイプの根源よりも、
このタイプの根源がマッチするなら、
10分の3という診断結果であっても
これが真に自分のタイプだといえるワケです。
 

平たく言えば、
「根源」に「ストライク」な設問と
枝葉の設問を等しくカウントしたらアカン

ということです。
 

タイプ判定においてチェック表を使わない場合も
最終的には「根源」の違いで判断していくことになります。
 

エニアグラムの各性格タイプを学び始めると
すぐに気づくことですが、
複数の性格タイプに共通する特徴というのが、
いくつも出てきます。
 

例えば、「変身癖(キャラチェン)」という特徴は
タイプ2、3、6、9あたりが共通して持っています。
 

実はこの特徴は表面的というか
優先度が低い特徴なのですが、
その特徴だけにフォーカスしてしまうと、
結局どのタイプなのかが分からなくなるんですね。
 

そこで「何故変身しなくてはならないのか?」
ということを突き詰めて考えると、
タイプ3は「称賛を受けて中心的なポジションを獲得したい」
というのが動機であり、
タイプ6は「強い恐怖心ゆえ、外の世界と内の世界の脅威に備えたい」
というのが動機になります。
 

つまり「行動の結果」や「言葉(字面)」は同じでも、
その理由がタイプによって全く異なるんですね。
 

その理由こそが、
各性格タイプを突き動かしている動機、
つまり「根源」です。
 

実はタイプ判定とは無機質な集計作業ではなく、
その根源を探っていく感性的な作業
なんです。
 

言い方を換えれば、
対象者が織り成す物語に、たった一つ流れている
「文脈(テーマ)」を読み解いていく作業に近い。
 

だから一番大事な「タイプの根源」を最初に押さえておけば、
対象者の言動の裏に流れる文脈が見えやすくなるんですね。
 

もともと姉妹ブログのネーミングも
各タイプの「根源」をシンプルに伝えようと思ったのが
キッカケでした。
 

キッカケでしたが、流石にそれだけだと味気ない(苦笑)。
 

骨格だけを示しても
あまりにも不親切というか、
やっぱりタイプが理解しにくいんですね。
 

なのでそのタイプの根源から直接導き出せるような
「主な特徴」も併せて紹介しています。
 

というワケで、
アンケートのご質問に対する答えは
 「各性格タイプの根源(骨格)」
      ↓
 「各性格タイプの主な特徴(肉付け)」
という順番で学べばよい、
ということになります。
 

ただ、エニアグラム会派、著者、講師によって
この「根源」の捉え方や表現の仕方が異なります。
 

実はこのあたり、著者や講師自身の
 ・性格タイプ
 ・信条(ポリシー)
 ・背景(宗教、スピリチュアル、心理学など)
といった個性が色濃く出る部分でもあります。
 

なので自分の価値観や感性に合う講師、著者、会派を
探せるなら探した方がいいと思います。
 

これはいつも言っているとおり、
「万人に響く言葉はない」
ということですね。
 

自分のタイプだけ学べばいいのか?

ここで一つ疑問が湧くかもしれません。
 

「いやいや、『各タイプ』って、
 私は自分のタイプだけ理解できれば
 それでいいんだけど(苦笑)」
確かに、その気持ちは分かります。
 

私も学び始めの頃はそうでしたから(汗)。
 

ただ、悲しいかな、
これまで何度かお伝えしてきたとおり、
チェック式のタイプの自己診断は
アテにならんのです。
 

(私も診断表を作っておいてなんですが・・・)
 

どんなに精度が高いと評判(?)のチェック表でも
1~3割くらいはどうしても外れる。
 

鈴木秀子氏ですら、
「チェック表の正当率は3割」
とおっしゃっているくらいですから。
 

というわけで、
自分のタイプだけ分かればいい、
という人であっても、
やっぱり全てのタイプの根源くらいは
押さえておいたほうがいい
ですね。
 

自分の真のタイプに気付くのって、
ホント、何がキッカケになるか分かんないんで。
 

私の場合は何故か
「ドラえもんのストーリー展開」
について考えていた時でしたし(笑)。
 

「急がば回れ」
 

私、この言葉は大っ嫌いなのですが、
ことエニアグラム学習においては
使わざるを得ないと感じています。
 

タイプ判定を消去法で行なう場合や、 「ダイナミクス」を理解する際に
全タイプを押さえることが必要になってくるからです。
 

タイプはどの順番で学んだらいいのか?

全タイプを押さえる必要があるなら、
どんな順番で学んでいけばいいのでしょうか?
これはハッキリしています。
 

姉妹ブログの順番である、
「3→6→9」「4→1→7」「5→8→2」
の順番で是非取り組んでみてください。
 

この順番で学ぶことにより、
各性格タイプ間の関係性や成り立ちが
本当に良く分かるようになります。
 

この辺り、詳しく説明すると、
記事のボリュームがとんでもないことになるので
説明は控えます。
 

結論だけを簡単に言うと、この順番で学ぶと
「矢印の意味」や「個・対(擁護)・公(集団)」
というグループ関係が理解しやすくなるからなんです。
 

単純に順番を変えるだけですから、
実質的には手間はかかりません。
 

モノは試しなのでやってみてください。
 

間違っても
「1→2→3→・・・」と数字の順に始めるような
「モッタイナイ」ことはしないでくださいね。
 

数字としてのキレイな並びにどうしてもこだわりたい、
という人は「2」から始めてもいいと思います。
 

確かドンリチャードリソ氏の分厚い本は
「2」から始まっていたと記憶しています。
 

この場合は「センター(本能・感情・思考)」つまり、
「2→3→4」「5→6→7」「8→9→1」
というグループを意識しながら学ぶことができますから、
こちらもオススメです。
 

あと、クラウディオナランホ氏の本も、
何らかの意図により、
数字の順ではなかったハズです。
 

他の要素は?

というわけで初学者としては、
 「各性格タイプの根源(骨格)」
      ↓
 「各性格タイプの主な特徴(肉付け)」
を「3→6→9」「4→1→7」「5→8→2」という順番で
学んでいけばいいでしょう。
 

各性格タイプの根源と主な特徴をマスターしたら、
自ずと自分のタイプが見えてくると思います。
 

そうしたら、
自分の性格タイプの
・光(成長、健全、高み、美徳などと呼ばれる)
・闇(退行、不健全、囚われ、トラップ、パッションなど)
・生き方のヒント
などに進んでみてください。
 

他者との接し方はさておき、
エニアグラムを学ぶ目的が
「自己理解」だけなら、
これで十分だと思います。
 

ポイントとしては
各性格タイプの「細かい特徴」に近寄らずに
なんとか自己タイプを発見することですね。
 

人は選択肢が多いほど迷うものだからです。
 

(タイプ7的には嬉しいんでしょうけど)
 

もし、根源と主な特徴だけで
自分のタイプがピンとこない場合は、
もう少し細かい特徴を見ていくか、
ダイナミクスにまで手を広げてみてください。
 

ダイナミクスというのは、
一言で言うなら他のタイプへの揺れ動きです。
 

ダイナミクスには二つの要素があり、
一つは矢印(シンボル図の二本の矢印でつながった両タイプ)、
もう一つはウィング(シンボル図円周上の両隣のタイプ)です。
 

ダイナミクス図

「自分の性格タイプを基点として、
 両矢印と両ウィングのタイプに揺れ動く(特徴を帯びる)」
というのがエニアグラムの真骨頂なのですが、
最初のうちからあまり意識しすぎると、
多分頭が混乱します(笑)。
 

特に矢印のタイプについては注意が必要です。
 

一般的には
「矢印正方向=退行の方向(1の場合4)」
「矢印逆方向=成長の方向(1の場合7)」
とされているのですが
必ずしもそうだとはいえないからです。
 

「善か悪か」という二元論的な矢印の解釈にとらわれ過ぎると、
かえって自分のタイプが分からなくなったり、
自分をラクにすることが難しくなったりします。
 

なので最初のうちは単純に
「自分の性格タイプを基点として、
 両矢印と両ウィングのタイプに揺れ動く」
という「動きの規則性」だけを押さえておけば
タイプ判定時に役立つでしょう。
 

その他の要素も、
まだまだ沢山あるのですが、あとは
「性格とは?」
「性格タイプとは?」
という箇所が書籍や受講内容には絶対あると思うので、
そこを簡単に押さえておけば初級は完了だと思います。
 

本当のことを言えば、私個人的には、
この「性格とは?」「性格タイプとは?」の部分が
エニアグラムを学ぶ上で一番大事だと思ってるんですけどね。
 

実際のところ、ここの捉え方次第で、
エニアグラムを活用できるかどうかが
決まってしまうからです。
 

いわばエニアグラムを学ぶ上の
心構え(マインドセット)なんですね。
 

心構えだけに、
先ほどの「タイプの根源」以上に
著者や講師によって解釈がバラバラなのは
言うまでもありません。
 

性格タイプや信条、背景がモロに出る部分です。
 

やっぱり人によって響く響かないがあるので
可能であれば一番最初に確認しておくことを
オススメします。
 

ぶっちゃけ面倒臭くて
読み飛ばしたい部分ではあるのですが(苦笑)。
 

5年とか10年とかエニアグラムを学んでいるのに
自分のタイプが分からなかったり、
なんのメリットも感じられない人は
この部分を再確認した方がよいでしょう。
 

・・・
 

以上、結構長くなりましたが、
エニアグラムの各要素の「学ぶ順」を
お伝えしました。
 

教材の作成が進むうちに、
この順は変わるかもしれませんが、
まぁ、それは教材を見ていただければと思います。
 

あ、そうそう、引き続き
アンケートは受け付けていますので、
ご協力をお願いします。
 

>>アンケートはこちら<<
 

それではまた。
 

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