リバースエニアグラム

ウィングって外向的?内向的?

ウィングって外向的?内向的?

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

前回、ボリュームの関係で
ヘンなところで切ってしまったのですが、
ウィングのお話の続きです。
 

おさらいから始めましょう。
 

前回のおさらい

ウィングとは「自分の性格タイプを基点にした、
 図の円周上の左右両隣のタイプ」のことでしたね。
 

そしてその意味は、おおまかには次の3つでした。

1.各性格タイプは左右ウィングタイプの影響を少なからず受ける
2.人によって「左右どちらのタイプに影響されやすいか」について
 傾向が見受けられる
3.影響の度合いも人それぞれ

 

初級、中級まではこの認識だけで十分だと思うのですが、
それだけだと、初心者向きのWebサイトや軽めの書籍に
書いてある内容なので味気ない。
 

特に私のように、
受け取ったことに何か違和感を感じると、
前に進めない人にとっては。
 

そこでもう少しだけウィングの本質について
考えてみようということです。
 

で、ウィングの本質、というよりも
矢印を含めたダイナミクスの本質性は、
環境の変化に対応する為の柔軟性
だ、
ということを前回お伝えしました。
 

そして、ウィングというのは
主に対人関係における環境が変化し、

1.外向的か、内向的にならざるを得ない
2.「個・対(マンツーマン)・集団」というスタンスのうち、
 自分の得意とするスタンス以外が必要とされる

 

という場合に効果を発揮する、
ともお伝えしました。
 

今回は前者ついて考えてみたいと思います。
 

外向的?内向的?

結構、この外向的、内向的という言葉は
普段から使ったりしますよね。
 

感覚的には分かっている言葉ですが、
念のため、簡単に言葉の定義を。

 外向的:関心が自分の外に向かう
     積極的
     自発的
     行動的
     社会的
内向的:関心が自分の内に向かう
     消極的
     受身的
     思考的
     個人的

 

ざっとこんな感じです。
 

ある意味、人の性格を二つに分類するならば、
こんなに分かりやすい基準は他に無いですね。
 

では具体的にどのように対人関係に対処していくのか?
こう考えてください。

・自分の基本タイプは外向、内向という位置付けではなく、
 その中間、中立として振る舞っている
・それで現在の対人関係が上手くいかなくなった場合・・・
 →より内向的な側面を見せた方が上手くいきそうなら
   内向的なウィングタイプに振れる
 →より外向的な側面を見せた方が上手くいきそうなら
   外向的なウィングタイプに振れる

 

これが人の柔軟性なんですね。
 

で、この考えでいけば、
ウィングのタイプにつき外向的か内向的か、
どちらかに決まっている必要があります。
 

ただ、この外向と内向というのは
単純には決められないんですね。
 

どういうことかというと、
例えばウィングの6について考えてみると、
「タイプ5のウィング6は外向的」ですが
「タイプ7のウィング6は内向的」なんです。
 

・・・分かりますか?
つまり、
左右ウィングの2つのタイプを見比べて、
相対的に判断する必要がある
んです。
 

上記例で言えば、
「4←[5]→6」=4と6を比べたらどちらかと言えば6の方が外向的
「6←[7]→8」=6と8を比べたらどちらかと言えば6の方が内向的
こんな感じですね。
 

で、全タイプを一覧にすると

基本タイプ外向W内向W
タイプ129
タイプ231
タイプ324
タイプ435
タイプ564
タイプ675
タイプ786
タイプ879
タイプ981

(W=ウィングね)

 

こんな感じです。
 

ざっくり言うと、パンチが効いている方が外向的、
効いていない方が内向的
になっています。
 

二分することの問題点

ただ、この考え方は
ウィングを分かりやすく説明できるのですが、
厳密には少々無理があります。
 

例えばタイプ8の場合、
もともと押しが強くてパンチが効いていますから、
本来外向的である7のウィングに動くことは 寧ろ内向化していると言えなくも無いんです。
 

確かに7と9を比べた場合は、
「ウィング7=外交的」
「ウィング9=内向的」
になりますが、
本来のタイプ8と見比べると
「8からウィング7へ=少し内向化」
「8からウィング9へ=かなり内向化」
こんな感じになっちゃう。
 

つまりどちらのウィングに傾いたとしても
内向的になっちゃうんですね。
 

だから、この「ウィング=外向or内向」という考え方は、
「一つの性格タイプは実は二つのタイプに分かれる」
「つまり本当は性格タイプって18個あるんだ!」
という前回お伝えした立場に立脚していればこそ出てくる発想
なんですね。
 

もちろん、これはこれで使える考え方ですし、
タイプを判定するときの基準にはしやすいので、
私も使っていたりします(笑)。
 

使うこともありますが、やっぱり私は
「性格タイプ=外向タイプ+内向タイプ」と二分する考え方は
好きではありません。
 

なぜかというと、
ウィングはあくまで本来の性格タイプを支える、
「補助システム」と私は考えているからです。
 

こんな感じですね。
 

ウィングは誰もが必ず両方備えていて、
ウィングの違いとは程度と頻度の違いでしかない。
 

図でいうなら左右ウィングの円の大きさが違うだけで、
誰でも双方のウィングの特徴を見せるということ。
 

これが私の考えです。
 

これが図の左側のように、
一つのタイプはキレイに二分できるという考えだと、
「一方のウィングを持つと他方のウィングの特徴は出ない」、
そういう解釈になってしまいます。
 

この問題点は前回お伝えした、
 

「いやいや、ウィングが無い人もいるから、9 X 3=27タイプだ!」
 

という解釈であっても同じことです。
 

でもよくよく観察してみると、
他方のウィングが全く出ないなんてことは無いワケです。
 

あと、左右のウィングに気を取られてタイプ本来の特性を
蔑ろにしかねないという危惧もありますね。
 

では、ウィングが
「本来の性格タイプを中心として、
 左右二つのタイプで補佐する」
という役割を持っているならば。
 

それは必然的に
「3つの特徴を、時と場合によって使い分ける」
という考えが出てきます。
 

それが次の論点、
「ウィング=個・集団(公)・対(擁護)」
です。
 

でも長くなるので今回はここまで。
 

次回「ウィング=親との関係」に続きます。
 

それではまた。
 

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