
破壊者の母、篠田工治です。
少し前にウィングについての考察をしました。
このウィング考察は、 途中「本能のサブタイプ」にまで手を伸ばすなど かなり迷走しつつも、 やっとのことで広げた風呂敷を畳んだ感があります。
『ウィングの考え方について少々。 』
『外向的?内向的?』
『ウィング=親との関係』
『ウィング≠本能のサブタイプ』
『「個・公・擁護」_ウィングまとめ』
つまるところエニアグラムの肝はその名のとおり、
「シンボル図をどう解釈していくのか?」につきるわけでして。
上の画像はいつものシンボル図を
「三角形・変形六角形・円」
という3つのパーツに分割したもの。
エニアグラムでいうウィングとは、
この「円」と各タイプの「点」にフォーカスした
論点だったんですね。
そして残るパーツは直線の組み合わせで形作られた
三角形と変形六角形。
この二つのパーツをどう解釈していくのかが
「矢印」という論点の肝になります。
さて、おそらく次回からしばらくしたら
「矢印」考察が始まるのですが、
その前にお断りしておきたいことがあります。
それは、
これまでお伝えしてきたことに輪をかけて
独自色の強い解釈になる、
ということです。
多分、他のエニア講師や会派との違いが
一番大きく出る部分。
このあたり、
少し前の記事(のコメント)で書いた、
「エニアグラムはアートだ!」
を免罪符にしているワケですね(笑)。
とは言うものの私自身、
解釈がまだぼやけている状態でして。
これから始まる考察によって
徐々に形を整えていくつもりです。
なのでまだ明確なことはお伝えできませんが、 次のような考えが頭にあることを先にお伝えしておきます。
- 「矢印」から「健全(善)・不健全(悪)」という二元論的解釈を切り離す
- 成長を望むのであれば、多くの会派で「不健全・囚われ」とされる「矢印正方向」のタイプに進むべき
(タイプ1なら4へ、タイプ9なら6に)- 矢印方向のどちらのタイプであってもそこに留まってはいけない
- 矢印の本質は弁証法の螺旋的発展モデル
- 螺旋的発展モデルは英雄神話の典型的成長モデル
- 成長とはタイムマシンに乗った時間旅行であり、鍵は過去にある
- 成長とは再生であり、自分のタイプに帰還して軸を見つけること
- 矢印の成長モデルは集団や種族全体にもあてはまる
- 集団全体を一つのシステムとして見た場合、各タイプには「使命」という名の「機能」が割り当てられている
今思いつくのはこんなところです。
特に最初の3つが、
逆説、アンチテーゼになっていますね。
後半については
風呂敷広げすぎだとも思うのですが、
心の声を頼りにボチボチやっていこうと思います。
今回はここまで。
それではまた。
ワクワクするような内容ですね。
篠田さんの研究に立ち会える時に生まれたことを、
その前にエニアグラムに出会えたことを、
そして、篠田さんのHPにめぐり合ったことを、
とても幸運に思います。
ワクワクです。