リバースエニアグラム

リバエニが抱える価値感とサービス方針_その1

リバエニが抱える価値感とサービス方針_その1

リバエニの篠田です。

前々回にスカイプによる餅は餅屋な生き方の個別支援サービスを始めるとお伝えしました。

個別支援サービス「スカイプ性格マネージャー(仮称)」の前振り個別支援サービス「スカイプ性格マネージャー(仮称)」の前振り

ぶっちゃけ私自身こういったことは未経験ですし、お手本も何も無い手探り状態なので試行錯誤しながら形作っていくことになります。

今後判断に迷うことが多々あると思いますが、その際に立ち返る指針が無いと日和ったりブレが生じて、ろくでもないサービスになってしまいそうです。

又、世の中何にでも相性がありますから、私が掲げる価値感にフィットしないのにサービスを受けてしまう・・・なんてのはお互いに不幸なので避けるべきです。

というワケで、サービス開始の前に今後の方針、リバエニが抱える価値感について、2回に分けて提示したいと思います。

これは矢印考察の終盤に書いたコトの具体化でもあります。

(スミマセン、募集は次々回になります_汗)

NO精神修養 YES精神力回復(欲役充足)

Care

リバエニの一番重要な方針ですが、それは「精神の修養」ではなく「欲と役の充足による精神力回復」を目指すってコトです。

【精神修養】
精神面の欠点を直し,人格の向上を図ること。
 
【修養】
学問を修め精神をみがき,人格を高めるよう努力すること。
(三省堂大辞林さんより)

エニアグラムは「神秘・キリスト教・スピリチュアル」といったジャンルから生まれ、形作られてきましたが、それらジャンルは大まかには「精神の修養」を目指すという意味では同じ属性になります。

欠点を直し、鍛え、学び、修行したりして精神や人としての「格」を高める。

これが精神修養の目指す所になります。

実際、多くのエニア会派、指導者は何らかの精神修養ジャンルに長じた御方が多いですし、そういう所でエニアを満足して学んでいる方も、修養を好意的に捉えている方が多いと感じます。

しかしこれまでエニア関連でお会いした人の半分くらいの人にとって、本当に必要なのは精神を高めることではなく、精神力という名のマジックポイントの回復なんです。

「欠点を直す」と言えば聞こえはいいですが、とどのつまりこれは自己否定であり、自己批判です。

矛盾としか言いようがないのですが、これは自分というものに対する健全な信頼や尊重という下地があって、初めて修養として機能するんです。

でも私を含め、多くの人はそんな自信や信頼は持っていないワケです。

確かに自己否定や自己批判によって精神は鍛えられるかもしれません。

しかしこれはリバエニ的表現をすれば「他のタイプへの移行」という精神への負荷、精神力の消耗を意味します。

だから修養を意識し過ぎると、矢印考察でお伝えした「精神力(マジックポイント)」が枯渇して心身を病む危険性があります。

(実際エニアをやっていると、そういう人は少なくありません)

自分に対する信頼や尊重は、自分の本心からくる「欲」を満たし、それが転じた「役」を果たすことによって培われると私は信じています。

同じくリバエニ的な表現に直すなら「基本タイプの発揮・帰還」であり、すなわち「精神力の回復」につながるのです。

そもそも欠点とは、特定の立場から見て悪いことなのであって、違う立場から見ればそれは長所とも言えますしね。

そういう考え方が自信や自愛の取っ掛かりになるハズです。

恐らくは精神の修養と回復を交互に繰り返していくのが理想的なのでしょう。

ただ、この矛盾する考え方を、1人の人間が同時に他者に伝えていくのは多分ムリなので、結局はどちらかの立場を採るしかありません。

そうなると私自身の好みとタイプ2的な役の方向として、「精神力の回復が必要な人を支援したい」というのが、まずは大きな方針になります。

リバエニはどこまでいっても「餅は餅屋」をモットーとした基本タイプ第1主義です。

NO他者指向 YES自分指向

Strategy

リバエニの2つ目の方針ですが、それはエニアを誰に使うかという論点です。

私はエニアを他者に向けるのではなく、自分に向けて使った方がいいと考えています。

これは言い換えれば、エニアを人間関係(コミュニケーション)の向上ツールとして使わずに、自己確立や人生戦略のツールとして使っていこうというコトです。

お気づきかもしれませんが、当サイトのURLは「http://commu-labo.info/」でして、これは「コミュニケーション・ラボ」の略です。

これは私自身当初はエニアをコミュニケーション向上ツールとして活用しようと考えており、その名残だったりします。

では何故その考えを止めたかというと、次の2つの理由からです。

「調和」を目指せば、自分の特性や想いを殺すことに

Pan

1つ目は、人間関係向上という名の「調和」を目指せば、自分の特性や想いを殺すことになりやすいからです。

先ほどの精神修養もそうなのですが、コミュニケーション向上ツール、メソッドと呼ばれるモノの多くは、基本的には「調和(平和)関係」を目指します。

でもその「調和(平和)指向」には問題があって、「我(が)という灰汁(アク)を無くせば他者との軋轢や諍いは起こらなくていいよね、平和だよね」という短絡的な考えになりやすいんです。

それは自分の特性や想いを抑えろってことであり、極端に言えば自分らしさを殺すってことです。

確かに他者との「調和関係」は素晴らしく、一般的には必要なことだと承知しています。

ですが真の他者理解とは、相手の言い分や価値感に対して「いいなり」になることではありません。

他者の価値感を尊重することと自分の価値感を尊重することは同じくらい大事であって、理解に至る道程には葛藤が付き物なんです。

矢印考察でも述べましたが、私は「エニア=弁証法=3つの力の均衡」であり、同様に世の中の多くのことは「3つの力の均衡」で解釈すべきと考えています。

その意味で言えば、人間関係は「調和」だけが大事なのではなく、自分を通す為に他者を攻撃したり支配するような「敵対」や、積極的に他者から遠ざかり関わらないようにする「回避」という手法も、時として必要になるんです。

自分と他者の価値感を尊重し、上手く折り合いが付けば、もちろんそれはOK。

でも自分らしく生きようとするなら、実際はそうならないコトの方が多く、その際は敵対や回避という手法もしょうがないよね、ってことです。

結局これは「自分らしさ」と「人間関係の調和」のどちらを優先するかという、難しい問題なんです。

私の場合は一番大事な方針として精神力の回復を目指すワケですから、他者との調和的関係性より自分らしさの方を優先します。

ただここだけの話、明確な根拠は無いのですが、人間自分自身が確立できてくると、多かれ少なかれ自然と他者との関係が良くなる気がします。

気持ちに余裕が出てくるからでしょうか。

ならば、コミュニケーションの向上は後回しにして、まずは自己確立に向けた行動をしようよというのが私の考えです。

強制的な他者誘導に繋がりやすい

Landing

私がエニアをコミュニケーション向上に使うのを止めたもう1つの理由ですが、それは人間関係の向上とは名ばかりの強制的な他者誘導に繋がりやすいからです。

マネジメントやリーダー研修といった上司部下の関係だけでなく、同僚、夫婦、恋人、友人、親子関係など。

人間関係といってもその相手は色々ありますが、人間関係を向上したいという言葉の裏には、他者を自分の望む方向へ誘導したい・すべきという欲求や義務感も見え隠れします。

もちろんそういう欲求や義務感を持つことは、人間として極自然なコトです。

だから、それが間違っているとは決して思いませんし、私の心の中にも色濃く漂っております(苦笑)。

むしろここで問題にすべきは、このタイプにはこう言えばいい、こう対処すればいいといった「A=B」的なセオリーだけで他者を誘導できる、と錯覚しがちなことです。

これの何が問題かと言えば1つには実際は中々セオリー通りにはいかないよってこと。

なぜなら個々の問題には様々な要素が複雑に絡んでいるのが当たり前だし、思っている以上にタイプは移行するからです。

ましてや他者のタイプを見抜くのだって経験とか素養が必要ですから、他者のタイプを誤認している可能性だってあるワケです。

そんな状態で他者を見事に誘導できるなら、誰もがエニアに取り組んでいてもおかしくないのですが、まぁ実際はそうじゃないですよね(苦笑)。

もう1つの問題は、逆に他者の誘導が上手く言った場合でも、その内容が本人の本心に沿っていなければ、いずれ新たな問題が発生することです。

自己啓発分野では散々言われていることですが、やっぱり他者は強制的に変えられない。

もし変わったのだとしたら、それは本人が変わろうとしたからであり、周囲の人間はせいぜいそのキッカケづくりと支援しかできない。

しかも変わったとしても、その方向性が本人の本心に背いていれば、やっぱり長続きしない。

一見長続きしているように見えても、カラダや本能は本心に正直です。

だから本心に対する嘘は少しずつ心身を傷つけるし、そうでなければ例えばアルコールや暴力などの代償行為でウサを晴らすかのどちらかになりかねないんですね。

つまりエニアを他者に向けて使うことのデメリットは

  • 調和的人間関係の追求=いいなりという自分らしさの抑圧により問題発生
  • 強制的な他者の誘導=上手くいかない、上手くいっても本人らしさの抑圧があれば問題発生

ってことです。

結局自分であれ他者であれ、「らしさ」の抑圧によって精神力は消耗し、様々な問題が発生し得るのです。

だったらもういっそのこと、コミュニケーション向上ツールとしてエニアを使うのは諦めて、自己確立や自分戦略といった「自分」に対象を絞ってエニアを使った方が吉だと私は思うのです。

それが他人指向のエニアではなく、自分指向のエニアを目指すことの意味になります。

NO自前主義 YES他者依存

Collaborator

次の方針ですが、リバエニは自前主義は採りません。

自分指向と自前主義。

字面は似ているのですが、前者はあくまでもエニアを使う「対象」が論点。

後者は「やり方」が論点です。

自前主義とは「なんでもかんでも自分1人でやらねばならない」という考え方です。

だからそれを止めるとは「肩肘張らず、苦手なことは得意で好きな人に任せた方が手間も時間もかからなくていいよね」ということを意味し、それがリバエニ3つ目の方針になります。

まぁ、他者依存は臆せずドンドンすべしってことですわ。

これは最初にお伝えした「精神修養ではなく精神力回復」という方針から自ずと導き出される考え方です。

【精神修養】
精神面の欠点を直し,人格の向上を図ること。
 
【修養】
学問を修め精神をみがき,人格を高めるよう努力すること。
(三省堂大辞林さんより)

修養の他に、鍛錬でも成長でも修学でも修行でもいいのですが、これらの言葉には自前の意志、イメージが感じられませんか?

これはそもそも神秘や宗教やスピリチュアルといったジャンルの指導者はタイプ147の、いわゆる「個を優先するグループ」が多いからだと私は考えています。

それに対し、私は矢印考察において「エニアグラムは3つのシステムから成り立っている」という持論をお伝えしました。

  1. メインシステムとしての基本タイプの活用
  2. サブシステムとしての近接(ウィング・矢印)タイプへの移行
  3. サブシステムとしての他者との協力関係

この3番目の「他者との協力関係システム」は

自分には足りない特性や不得手が存在することを素直に認め、その分野は得意とする他者にお願いすればいい。その代わり自分の得意とする分野でお返ししようね。

という健全な依存心の肯定があればこそ初めて成り立ちます。

ヒトという種族が社会性を持つ動物である以上、別に他者依存や互助精神は珍しい概念ではないし、恥ずべきことでもありません。

でも、多くの精神修養ジャンルは、このような動物性や依存心を「俗っぽい」「甘え」と捉えてできるだけ遠ざかろうとします。

その意味でリバエニの他者依存を尊重する方針とは相容れないのです。

私が掲げる目標は「自分らしい生き方、餅は餅屋な充実した人生を送ろうぜ」であり、大事なのはその為の計画、そして行動です。

エニアというとどうしても自己診断や自己分析にスポットが当たりがちですが、それらは手段であって目的やゴールではないのです。

「エニア=精神の修養・修行・鍛錬」という観念を外してしまえば、なんでもかんでも自前でやることに大した意味はなくなります。

誰しも得手不得手や好き嫌いはあるのだし、大事なことは他にいくらでもあるのだから、他者依存という名のアウトソーシングやサービスの活用は一つの手だよってことです。

もちろん世の中には、例え上手く出来なくても、時間や手間が掛かってもいいから自分でやりたい、というDIY(do it yourself)の価値感が存在します。

精神修養ジャンルもそうですが、これは「自前で何かする」というプロセスに重きを置いた価値感です。

これはこれで素晴らしいことであり、私だって料理においてはなるべく自前でやりたいという欲求があります。(失敗作を食べさせられる嫁子には申し訳ないですが_苦笑)

結局これは効率に重きを置くか、プロセスに重きを置くかの違いなんです。

で、エニアグラムに目を移した場合、得手不得手はもちろんのこと、抱えている問題が切羽詰まっていたり大き過ぎる場合は、思考力が落ちて診断や分析が上手くいかないことがあります。

それだとどうしても効率が悪く時間と手間が掛かりすぎてしまうんですね。

ならばいっそのこと自前の診断や分析なんて止めちまえ!さっさと誰かに頼め!というのが効率に重きを置いた私の方針になります。

どこまでいっても客観的に自分を見つめることは難しいのですから。


長くなったので今回はここまで。

  1. 精神力回復(欲役充足)
  2. 自分指向
  3. 他者依存

とりあえずこの3つがリバエニが抱える重要な価値感、サービス方針の柱になります。

次回は残り4つくらい方針をお伝えする予定です。

それではまた。

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