リバースエニアグラム

T3考察第2回「タイプ3の欲求」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

前回は長い前置きの後に、
たった一つのキーワードを紹介して終わるという、
昨今のテレビ番組顔負けの内容でしたね(汗)。
 

なので今回はサクサクタイプ3の解説を進めたいと思います。
 

それではシンプルに行きましょう。

前回のおさらい

ではもう一度、タイプ3が抱える根源を。

有能でなければ愛されない

でしたね。

あらためて見なおせば、
哀愁というか悲哀を感じる言葉ですね。
 

これも先にネタばらしをしておきますが、
各タイプの根源は全てこんなムードになります。
 

理由ですか?
 

それは単純にそのほうが好きだから(笑)。
 

まぁ、いろいろ理由付けはできるのですが、
エゴって奴は、分かっていてもそうせざるを得ない、
そんな「やりきれなさ」とか「悲しいサガ」を
体現していると思うのです。
 

でもだからこそ、そんなエゴを見ると
人間味を感じたり、共感することもできる。
 

そして悲しいエゴも、その裏面をちょいと覗いてやれば
まばゆい光を放つ宝石の原石だったりするわけです。
 

「ああ、人間って。人間って奴は・・・」
 

と、これ以上盛り上がると、
タイプ3解説が全然サクサクと進みませんので
これくらいにしておきます。

タイプ3の欲求

それではタイプ3の根源を広げていきましょう。

有能でなければ愛されない

これは文章としては否定文です。
 

肯定文に変換してみましょう。

有能であれば愛される

ですね。
 

つまりタイプ3にとって、
愛されることは条件付きだと思っているのです。
 

無条件では愛されないと思ってるんですね。
 

愛される条件が「有能であること」ならば、
タイプ3の欲求は必然的に、

自分が有能な存在であると証明したい

になります。
 

丁寧に言えば

  • 愛されたいが故に
  • 自分が有能な存在だと証明できるものを求め
  • それをアピールする

という欲求。
 

では有能さとは何でしょうか?
 

三省堂 大辞林では、

才能のある・こと(さま)。

う~ん。ぜんぜん説明になってない(苦笑)。
 

なのでズバリ答えを言ってしまいましょう。
 

有能さとは

  • 周囲から期待される目標を
  • 効率よく
  • 見た目よく
  • 成し遂げること

です。
 

こういう人って普通、なんて呼びますか?
 

・・・もうお分かりだと思いますが「成功者」ですね。
 

ここでようやくタイプ3の呼び名であり、
どの書籍でも代表的な特徴として採り上げられている
「成功を求める」が登場しました。
 

タイプ3は有能な存在、言わば成功者として存在したいのです。
 

でも、ただ存在するだけではダメです。
 

先程も書きましたがタイプ3は
「自分が有能な存在であると証明したい」
からです。
 

じゃあ、何をもって有能さを証明するのか?
 

それは二つ。

  • 成し遂げたもの=結果
  • 目に見えて 優劣が比較しやすい 評価

です。
 

「目に見えて」「優劣が比較しやすい」というのは
「客観的」と言い換えてもOKです。
 

つまり、
成し遂げた結果と客観的な評価の二つが揃うことで、
初めてタイプ3は自分が有能であると証明できるんですね。

誰に対してアピールするの?

で、これで「タイプ3の欲求は完成か?」と言うと
まだまだ終わりません(笑)。
 

大事なことなので何度でも書きますがタイプ3は

  • 愛されたいが故に
  • 自分が有能な存在だと証明できるものを求め
  • それをアピールする

必要があります。
 

そう。
 

最後にちゃんとアピールしないといけないのです。
 

それもただアピールするだけではダメです。
 

次々回辺りに詳しく説明しますが、
どんなことであれ、効率的に成し遂げたのであれば、
ものすごく努力をしてきたはずなんです。
 

「努力してきたからこそ、
 結果と評価を強く印象付けたい」
ってのが人情ってもんです。
 

「強く印象付けたい」というのは
別の言い方をすると「イメージ戦略」になります。
 

タイプ3は結果と評価を武器に、
成功者としてのイメージを強くアピールするんですね。
 

さて。
 

「アピールする」という言葉は相手ありきの言葉です。
 

誰もいないところでアピールしてたら、
ちょっと変な人になっちゃいますし(笑)。
 

では誰に対してアピールするのでしょうか?
 

有能さとは何だったか覚えていますか?

  • 周囲から期待される目標を
  • 効率よく
  • 見た目よく
  • 成し遂げること

でしたよね?
 

そう。「周囲」の人達にアピールするんです。
 

そして「周囲」をより正確に言うなら
それは「タイプ3が帰属している集団」になります。
 

具体的には

  • 家族
  • 学校
  • 会社
  • サークル
  • 地域

などなど。
 

そもそも自分が属している集団がヨシとするものを
成し遂げる目標として選んでいるのです。
 

ならば、その集団に対してアピールしていくのは
至極当たり前ですよね。
 

というわけで、
ようやくこれでタイプ3の根本的な欲求が出揃いました。
 

まとめます。

  • タイプ3の根源:
    「有能でなければ愛されない」=無条件では愛されない
  • 根源から導き出せるタイプ3の欲求:
    「自分が有能な存在であるとと証明したい」
  • 具体的には次の欲求
    • 愛されるために
    • 自分が有能な存在であると証明できるものを求め
    • それをアピールしたい
  • 有能さとは言わば成功者であり、
    • 周囲から期待される目標を
    • 効率よく
    • 見た目よく
    • 成し遂げること
      が条件となる
  • 有能さを証明するには
    • 成し遂げた結果
    • 目に見えて、優劣が比較しやすい評価
      の二つが必要
  • アピールとは
    • 自分が帰属する集団に対して
    • 結果と評価を武器に
    • 成功者イメージを強く印象付けること

 

今回はここまで。
 

次回は、 タイプ3が有能さをアピールしたあとに、
具体的にはどんな愛を求めているのか
掘下げてみたいと思います。
 

それではまた。
 
 

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