リバースエニアグラム

T3考察第3回「タイプ3が本当に欲しいもの」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

実は私、エニアグラム以外の心理ツールって殆ど知らないんです。
 

もちろん心理学を本格的に学んだこともありません。
 

ただ、この4年くらいの間、
ずっと「起業したいなー」と思ってたので、
結構な冊数のビジネス書は読んでいました。
 

で、思うのは、ビジネスの世界って
結局心理学というか心理戦なんですね。
 

だから自ずと心理学的な知識は
眼に触れることが多い。
 

とくにセールスとかマーケティング分野については
「差別化」がキーワードなワケです。
 

エニアグラムのタイプの成り立ちも言わば差別化。
 

だから必然的に私にとってビジネスジャンルの書籍を読むことは
エニアグラムの理解にものすごく役に立っています。
 

さて、シンプルエニアグラム。
 

今回も引き続きタイプ3の解説です。
 

それではシンプルにいきましょう。

そもそも愛って何?

タイプ3の抱える根源は「有能でなければ愛されない」でした。
 

だから欲しいものは「愛」に決まっているのですが、
ぶっちゃけ「愛」ってよく使う割には
その定義ってよく分かんない(苦笑)。
 

「人や自分を大切に思う気持ち」だと思うのですが、
捉え方は人それぞれ。
 

それこそ人類にとって永遠のテーマっすね。
 

真剣に考えると結論は出ず、
袋小路に迷いこむ恐れがあります。
 

なのでさっさと前回同様、三省堂 大辞林さんから引用。

あい 【愛】
(1)対象をかけがえのないものと認め、それに引き付けられる心の動き。また、その気持ちの表れ。
 (ア)相手をいつくしむ心。相手のために良かれと願う心。
 (イ)異性に対して抱く思慕の情。恋。
 (ウ)何事にもまして、大切にしたいと思う気持ち
(2)キリスト教で、神が人類を限りなく深くいつくしむこと。
(3)〔仏〕 人や物にとらわれ、執着すること。むさぼり求めること。渇愛。
(4)他人に好ましい印象を与える容貌や振る舞い。あいそ。あいきょう。

これから話す内容に関係のある部分を太字にしています。
 

前回と比べ、とっても充実していますね。
 

「愛されたい」というのは受身形+ウォンツなので
太字部分を書き直しますね。
 

  • かけがえのないものとして認めて欲しい
  • 他者の心を引きつけたい
  • 大切にして欲しい

以前の記事「性格はどのようにしてできあがるの?」では 性格とは先天的な部分と後天的な部分が影響しあって
形成されることをお伝えしました。
 

後天的な部分としては

1.生育環境=育った家庭環境
2.役割

の二つがあるんでしたね。
 

この二つが性格に影響するのは
「三つ子の魂百まで」とか
2歳~6歳頃とか言われているのですが、
要するに幼少の頃です。
 

だから

  • かけがえのないものとして認めて欲しい
  • 他者の心を引きつけたい
  • 大切にして欲しい

を考えるにつき、
幼少の頃にスポットライトを当てる必要があるのです。
 

タイプ3にとっての愛とは?

結論から言ってしまいますね。
 

タイプ3にとって「愛される」とは
褒められる」ことです。
 

タイプ3は幼少の頃、
何かが上手くいったり、お利口さんでいることで
大人たちから褒められました。
 

褒められるようなことをした結果、
親や先生達の心を引きつけ、認められ、
大切にしてもらえたのです。
 

つまり褒められることで

  • かけがえのないものとして認めて欲しい
  • 他者の心を引きつけたい
  • 大切にして欲しい

という欲求を満たせる、
つまり愛されたと実感できるワケです。
 

何故これらの欲求を満たしたいのかというと、
それは生物学的に言えば生存欲求、
具体的には同族間の生存競争に勝つ為です。
 

身の回りのことができない子供にとって、
どれだけ親や大人たちの注意を引けるかどうかが
厳しい同族間の生存競争を生き抜く鍵になります。
(少々おおげさに聞こえるんですが
 人間以外の種族にとっては当たり前の話です)
 

そしてタイプ3が大人になれば、
心を引きつけたい対象は大人からみた大人像、
つまり広い意味での「権威」に変わっていきます。
 

得られるものはそれだけではありません。
 

褒められて多くの人の心を引き付けると、どうなるでしょうか?
 

例えば保育園とかで、
「頑張った〇〇ちゃんにはご褒美としてメダルをあげまーす。」
なんて保育士が言ったとします。
 

そうすると他のお友達が
「〇〇ちゃんってすごーい」
「わー、見せて見せて」
と集まってきますよね?
 

褒められた人の元に人が集まるわけですから
そこには集団の中心という居場所ができるわけです。
 

そして何度も褒められれば必然的に
集団の中心的地位を確保することになるんです。
 

このことは群れで生活する動物にとって重要なことです。
 

なぜなら群れの中心にいれば、
それだけ外敵に襲われる危険が減るからです。
 

これだけだと何やら身勝手さが鼻につく表現かもしれませんね。
 

でも何事も表裏一体。善悪で判断しちゃイカンのです。
 

そうやって集団の核となることで、群れの仲間が中央に密集し、
群れ全体の防衛力がアップするんですね。
 

なんか最初に言っていた「大辞林的な愛」からは
ドンドン遠ざかっている気がしますが
つまりはこうゆうことなんです。
 

タイプ3にとって、有能さによって
「褒められるor褒められない」という問題は
文字通り「死活問題」であると。
 

簡単にまとめます。
 

  • タイプ3が有能な存在であることをアピールするのは愛されたいから
  • タイプ3にとって愛されるとは褒められることである
  • 褒められれば、大人たちの心を引きつけ、認められ、大切にされるので生き抜くことができる
  • 褒められれば、集団の中心的存在という居場所を確保することができる  

これがタイプ3が本当に欲しいものです。
 

今回はここまで。
 

次回はタイプ3が恐れるものについてお伝えします。
 

それではまた。
 
 

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コメント
 

1 ■無題
この記事を読んで、私ってT8?って疑問に..私も有能って思われたいし、褒められたい..なんだか自分がわからなくなってきちゃいました..T8に憧れてるだけなのかも..って。
にゃこ@miz1015 2011-05-26 18:21:11
 

2 ■にゃこ@miz1015さまへ
コメント有難うございます。
いろいろ思うところがあるので、
ブログ本文でそのあたりお伝えしますね。
篠田工治 2011-05-27 09:41:04
 

3 ■にゃこ@miz1015さまへ
ブログ記事としてお返事しましたのでご覧ください。
http://commu-labo.info/2011/05/1274.html
篠田工治 2011-05-27 13:53:47

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