リバースエニアグラム

T3考察第4回「タイプ3の恐れるもの」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

昨日、息子の髪を切りました。
 

切る前はさらさらロングヘアー。
 

長さは・・・肩甲骨の辺りまであって、
保育園の同じ組の中では一番長かったと思います。
 

伸ばしてた理由は完全に私の趣味(笑)。
 

初めて出会う人の殆どが息子のことを
女の子と間違える、そんな感じでした。
 

で、今回面白いなーと思ったのは、
外見が激変すれば、
自分の子どもだと認識できないこと(苦笑)。
 

髪切っただけなのに、すんげ~喪失感。
 

「息子はこんなイメージだ」って思い込みがあって、
たった一日くらいの時間では、
息子の新たな姿と私の頭ん中のロンゲの彼が、
ちゃんと重なってくれない(汗)。
 

あと数日で、ちゃんと重なってくるのでしょうが、
それまでは言葉にならない、
モヤモヤした気持ちを抱えるのだと思います。
 

さて、シンプルエニアグラム。
 

今回も引き続きタイプ3の解説です。
 
それではシンプルにいきましょう。

タイプ3の恐れるもの

これも最初に結論。
 

タイプ3は無能であることを恐れます。
 

「愛されるためには有能でなければならない」
と考えるタイプ3は有能の反対、
無能であることを恐れ、避けようとするんです。
 

念のため、定番となりつつある三省堂大辞林さんからの引用。

むのう 【無能】(名・形動)
能力・才能のないこと。役に立たないこと。また、その人やそのさま。
⇔有能

意味としてはOKですね。
 

前々回では、 タイプ3の欲求が
「自分が有能な存在であると証明したい」
であるとお伝えしました。
 

自分自身を有能であると自覚するだけではなく、
成し遂げた結果と客観的な評価を武器に、
帰属集団に対してアピールするんでしたね。
 

そして「有能さ」とは言わば成功者であり、
成功者として見られる為には
次の条件を満たすことが必要だとお伝えしました。
 

  • 周囲から期待される目標を
  • 効率よく
  • 見た目よく
  • 成し遂げること

「欲求」と「恐れの回避」は表裏一体の関係にあります。
 

なのでタイプ3の欲求を恐れに変換すると・・・

  • 自分が無能な存在であると客観的に証明されること
  • 次の結果により、自分が低く評価されてしまうこと
    • 周囲から期待される目標を成し遂げられない
    • 目標を成し遂げても効率が悪く見た目も悪い
  • 悪い結果や評価が白日の下にさらされること

になります。
 

まず大前提としてタイプ3は
「成し遂げられないこと」つまり「失敗」を避けようとします。
 
通常、失敗したら成功者にはなれないのですから
当たり前っちゃあ当たり前ですね。
 

じゃあ、ただ成し遂げればいいのかというと
そうではありません。
 

タイプ3は他者に「デキル奴」という
印象を与えなければならないからです。
 

うまく目標を達成しても、
効率の悪さや見た目の悪さを伴うなら、
タイプ3にとってそれは失敗であり無能なんですね。
 

だからこそタイプ3は効率の良さや見た目の良さにも
こだわる必要があるのです。
 

そして悪い結果や低い評価が、
世間に対して明らかになることを恐れます。
 

成功した暁には必要だった「客観性」は
失敗した場合には「厄介なもの」に変わるんですね。
 

なんせ自分の無能さを広めてしまうのですから・・・。
 

こうしたことをタイプ3は恐れているのです。

本当に恐れているものは?

前回、タイプ3が本当に求めるものは
「愛されること=褒められること=生き抜く力」
「集団の中心的地位という居場所」
だとお伝えしました。
 

なのでタイプ3は無能さによって褒められないこと、
居場所がなくなることを恐れます。

 

大人たちや集団から褒められないというのは
タイプ3にとっては
「関心を引きつけられない」
「認められない」
「大切にされない」
のと同じことです。
 

言うならば、他者から拒絶されて孤立した状態。
 

これはタイプ3にとって非常に危険な状況です。
 

前回お伝えしたとおり、タイプ3は 他者からの関心を引き付けることで
外敵から自分の身を守ろうするのですから。
 

くどいようですが、タイプ3にとって、
これは死活問題なのです。
 

なので実質的にはタイプ3は
「他者からの拒絶」と
「他者が自分から離れていくこと=孤立」を
恐れている
とも言えるんですね。

根源、欲求、恐れのまとめ

これでタイプ3の根源、欲求、恐れの解説が出揃いました。
 

まとめます。

■タイプ3の根源:
「有能でなければ愛されない」=無条件では愛されない
■根源から導き出せるタイプ3の欲求:
「自分が有能な存在であると証明したい」
 ・具体的には
   ・愛されるために
   ・自分が有能な存在であると証明できるものを求め
   ・それをアピールしたい
  という欲求
 ・有能さとは言わば成功者であり、
   ・周囲から期待される目標を
   ・効率よく
   ・見た目よく
   ・成し遂げること
  が条件となる
 ・有能さを証明するには
   ・成し遂げた結果
   ・目に見えて、優劣が比較しやすい評価
  の二つが必要
 ・アピールとは
   ・自分が帰属する集団に対して
   ・結果と評価を武器に
   ・成功者イメージを強く印象付ける
  こと
■タイプ3が本当に欲しいもの:
「褒められること=愛されること」
 ・褒められれば、大人たちの心を引きつけ、認められ、
  大切にされるので生き抜くことができる
 ・褒められれば、集団の中心的存在という居場所を確保することができる
■根源から導き出せるタイプ3の恐れるもの:
「自分が無能な存在であると客観的に証明されてしまうこと」
 ・次の結果により、自分が低く評価されることを恐れる
   ・周囲から期待される目標を成し遂げられないこと
   ・目標を成し遂げても効率が悪く見た目も悪いこと
   ・悪い結果が白日の下にさらされること
■タイプ3が本当に恐れるもの:
「褒められないこと」
「居場所を失うこと」
 ・言い方を変えれば
   ・他者から拒絶されること
   ・孤立すること
  である。

 

今回はここまで。
 

次回からタイプ3の大まかな特徴の解説に入ります。
 

以前お伝えしたとおり、 各タイプの特徴は、そのタイプが抱える 「根源、欲求、恐れ」に全てつながっています。
 

つまり、タイプ3において最も重要なことは 上記まとめの太字部分だけ。
 

なんとか覚えてしまいましょう(笑)。
 

解説もその辺りを意識しながら やっていきたいと思います。
 

それではまた。
 

【追伸】
 

順番としては
 
1.根源
2.欲求と恐れ
3.本当の欲求と本当の恐れ
 

って感じにしたほうが、対比しやすいのでいいスね。
 

次のタイプ6からはそうしやす。
 
 

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