リバースエニアグラム

T3考察第6回「生まれついてのマーケッター_タイプ3のイメージ戦略」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

ブログの方で、
読者の方から久しぶりに質問がありました。
 

質問内容は
「統合とは矢印の反対方向のタイプになりきることなのですか?」
です。
 

この質問は字面こそ短いですが、とても深くて明確に説明しづらい部分です。
 

なのでお答えする内容をまとめるまでに結構時間がかかりました。

2012.5.26追記
 
実際の回答は個別にメールしたので少々補足しておきます。
 
「統合とは矢印の反対方向のタイプになりきることなのですか?」について、
イエスかノーで答えるなら、2重の意味でノーです。
 
統合とは矢印反対方向のタイプになりきることではありません。
 
矢印のタイプはどちらの方向であっても、
状況次第で自然と表れてくるものです。
 
だからなりきるとかまねるという表現はニュアンスが違うかと。
 
あと、統合の考えかたについては私は独自の解釈をしています。
 
どちらの方向であっても矢印の先に統合は無く、
最終的に自分本来のタイプに戻ってきた状態が
統合だと思っています。
 
そのあたりの矢印論についてはブログ記事の方で
展開していきますのでお楽しみに。

 

というわけで、こちらのブログでも質問がありましたら、
遠慮無くコメント欄で質問してくださいね。
 

さて、前回は「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」として
次の5つを紹介しました。

1.成功者イメージの検討
2.イメージになりきる
3.仕事を成し遂げる
4.有能さの証(あかし)として評価を求める
5.結果と評価を周囲にアピールする

 

今回は上記1.と2.について解説します。
 

それではシンプルにいきましょう。

成功者イメージの検討

前回、タイプ3の行動指針は
成功者としてのイメージを強く印象付ける
だとお伝えしました。
 

成功者としてのイメージを周囲にアピールできれば
タイプ3が望む「褒められること」すなわち
「賞賛」が得られるからです。
 

なのでタイプ3の行動の出発点は
「どんなイメージになるのかを決めること」になります。
 

それではどのようにして決めるのでしょうか?
 

思い出して欲しいのですが、
タイプ3が考える成功の基準とは

  • 周囲から期待される目標を
    • 効率よく
    • 見た目よく
    • 成し遂げること

でした。
 

太字の部分が答えです。
 

つまりタイプ3がこれから成ろうとするイメージは
褒めてくれる人達の意向にそったモノ
でなくてはならないのです。
 

何事も始めが肝心です。
 

例えば、イメージ選択の時点で、
周囲から全く期待されていないモノを選びとってしまったら。
 

タイプ3が幾ら頑張っても褒められることはないのです。
 

褒められることが死活問題であるタイプ3にとっては、
こういう事態は極力避けねばなりません。
 

というわけで、このフェーズにおいては
タイプ3の主な特徴、
周囲の期待を直観的に察知する能力
が発揮されるのです。
 

タイプ3は帰属する集団がヨシとするものが
自然と分かるんですね。
 

具体的には集団がヨシとする、

  • 期待像
  • 模範像
  • 勝者像
  • 理想像

などを的確に読み取ります。
 

タイプ3は読み取ったイメージ像を
「時と場所、場合(TPO)にふさわしい役柄」として
演じる
ことになります。
 

ちょっと古い表現ですが
〇〇の鑑(かがみ)」と言われることを
目標にするのです。

イメージになりきる

これで具体的にどんなイメージになるのかが決まりました。
 

実際、これでタイプ3はスグに実行するのですが、
その前に一つ大事なフェーズがあります。
 

それが「イメージになりきる」です。
 

先ほど「TPOにふさわしい役柄として演じる」とお伝えしましたが、
実は、そんな生やさしいもんじゃないんです。
 

なりきるんです。
 

身も心も。
 

身とはようするに見た目のことで、
イメージにふさわしい外見になることです。
 

具体的には服装、装飾品、顔、髪型、体型などなど。
 

心とは自分のことをイメージ通りの人間であると
思い込ませることです。
 

期待されるイメージに自分を重ね合わせるんですね。
 

興味深いのは、このなりきりは、
いくらでも変更や修正が可能だということです。
 

あくまでタイプ3の最終目標は、
他者からお褒めいただくことですし、
いくらなりきったとは言え、イメージはイメージ。
 
タイプ3の実体では無いからです。
 

なので、帰属している集団が変われば、
柔軟に新しいイメージに変身することが可能です。
 

心理学では人の外的側面を「ペルソナ」と言い表すことがあります。
 

このペルソナとは、もともと役者が使っていた
「仮面」という意味なんだそうです。
 

まさしくタイプ3は自分のイメージを仮面のように
被ったり、外したり、取り替えたりして、
周囲の期待に応えようとする
んですね。
(近年の仮面ライダーもよくフォームチェンジします_笑)
 

別の言葉で例えるなら、それは「カメレオン」。
 

ご存知のとおり、カメレオンは周囲の色に合わせて
自分の皮膚の色を変えますよね。
 

ただこの場合は褒めてもらう為ではなく、
外敵に見つからないようにする為の変化なので
ふさわしい例えではないかもしれません。
 

というわけで
「イメージになりきる」というフェーズにおいては

「周囲に期待されるイメージに心身ともになりきる」
 ・演じる
 ・思い込ませる
 ・自分を重ね合わせる」
「イメージはいくらでも変更、修正が可能」
 ・柔軟性
 ・変身性
 ・仮面性

 

といったタイプ3の特徴を見ることができるのです。
 

生まれついてのマーケッター

他者の期待している事が直観的に分かり、
それに合わせて自分のイメージを柔軟に変化させることができる・・・。
 

タイプ3は自分のイメージをまるで商品のように売り出す、
天性のマーケッター
なんですね。
 

周囲=市場が望むモノを直観的に察知するだけでも凄いのに、
自分のイメージをそれに合わせていく能力も兼ね備えているのですから。
 

この能力のお陰で、
上手くいっているタイプ3は
イメージ通りの自分になる為に奮闘し、
周囲の賞賛を勝ち得ます。
 

実際にセールス、マーケティングに従事するタイプ3は多いのです。
 

本屋に行けば山ほどあるビジネス書やセールス指南書を読めば、
多くの著者がタイプ3的なキャラだと気付くはずです。
 

今回はここまで。
 

まとめます。
 

【タイプ3のイメージ戦略】
・タイプ3は帰属している集団が一般的に期待したり
 必要とするようなイメージになりきる必要がある
・そこで「周囲の期待を直観的に察知する」という特徴が発揮される
・イメージとはタイプ3が帰属する集団が抱く・・・
 ・期待像
 ・模範像
 ・勝者像
 ・理想像
 であり「〇〇の鑑(かがみ)」と言える姿を指す
・具体的なイメージが決まったタイプ3にとって重要なのは
 「心身ともにイメージになりきる」特徴である
・「なりきる」とは・・・
 ・演じる
 ・思い込ませる
 ・自分を重ね合わせる
 ことである
・タイプ3にとって最終的な目標は褒められることなので
 イメージはいくらでも変更、修正することが可能である
・それはタイプ3が持つ
 ・柔軟性
 ・変身性
 ・仮面性
 という特徴のなせる技である

 

「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」
1.成功者イメージの検討 -済
2.イメージになりきる -済
3.仕事を成し遂げる
4.有能さの証(あかし)として評価を求める
5.結果と評価を周囲にアピールする

これで1.と2.の解説が終わりました。
 
次回は「3.仕事を成し遂げる」についてお伝えします。
 

それではまた。
 
 

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