リバースエニアグラム

T3考察第7回「必ず成し遂げる!_タイプ3流仕事術」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

今回は少々長くなりますので前置きは無し(涙)。
(誰ですか?いつも長いって言ってるのは_笑)
 

前回はタイプ3のイメージ戦略の要(かなめ)、
「成功者イメージの検討」
「イメージになりきる」
について解説しました。
 

この二つはタイプ3にとって、
どんなイメージ像になるのかという目標設定
やるぞ!っていう宣誓と言ってもいいでしょう。

「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」
1.成功者イメージの検討 -済
2.イメージになりきる -済
3.仕事を成し遂げる
4.有能さの証(あかし)として評価を求める
5.結果と評価を周囲にアピールする

 

今回は「3.仕事を成し遂げる」についての解説です。
 

それではシンプルにいきましょう。

仕事を成し遂げる為に必要なこと

タイプ3は、周囲に期待される模範像になりきる為、
仕事を成し遂げて結果を出します。
 

それではタイプ3にとって仕事とは一体何でしょうか?

仕事とは簡単に言うと、
評価を得るための「取り組み」です。
 
「行為」とか「作業」と言い換えてもいいでしょう。
 

何度もお伝えしてきたとおり
タイプ3の求めるものは周囲からの賞賛、
つまり褒められることですから、
その為には高い評価を受ける必要があります。
 

そして高い評価を受ける為には、
それに見合うだけの素晴らしい結果が必要になります。
 

つまり仕事とは
「素晴らしい結果を出して、
周囲から賞賛されるのに必要な
高い評価を得る為の取り組み」 だと言えるでしょう。
 

そして「成し遂げる」とは文字通り、
「取り組み」を「最後まで完成させる」ことです。
 
「達成する」「やり抜く」と言ってもいいでしょう。
 

なのでタイプ3における「仕事を成し遂げる」フェーズとは、

  • 素晴らしい結果を出して
  • 周囲から賞賛されるのに必要な高い評価を得る為の取り組みを
  • 最後まで完成させること

になります。
 

それでは仕事を成し遂げる為に必要なことってなんでしょうか?

それは二つあります。
 

一つは精神的なもの。
 

つまりマインドセット(心構え)です。
 

もう一つは仕事の進め方。
 

つまりテクニック(技術)です。
 

タイプ3は
この二つを持ちあわせているからこそ、
素晴らしい結果を残すことができるのです。
 

以下、この二つについて解説します。

仕事を成し遂げる為のマインドセット

タイプ3のマインドセットを語る上で、
一番大事なのは「信念の強さ」です。
 

最後まで完成させるというのは、
やっぱり大変なことなんです。
 

それを支えるのは結局、強い信念しかないんです。
 

そしてこの信念には二つの面があります。
 

一つは「成し遂げられる!」。
 

もう一つは「成し遂げなければならない!」です。
 

「成し遂げられる!」という信念から生まれる特徴は
自信」と「やる気」です。
 

この二つの特徴は「〇〇られる」という
可能性が有って初めて機能するものだからです。
 

可能性がゼロの場合、それは絶望しかないですよね?
 

「成し遂げなければならない!」という信念から生まれる特徴は
邁進(まいしん:ドンドン進めること)」「競争心」です。
 

この「〇〇なければならない」とは
義務感や強迫感を意味します。
 

これは「失敗するという不安」を避ける為に
呼び起こされる感情なんですね。
 

だから「ドンドン進まきゃ!」とか
「負けたくない!」という意識が働くんです。
 

そして「られる」と「なければならない」が組み合わさった時。
 

上昇志向(より高みを目指す)
野心
エネルギッシュ
 

という特徴が発揮されるのです。
 

これらの特徴が、
タイプ3が仕事を成し遂げる際に役立つ
マインドセットになります。
 

ここまできて、
ようやくタイプ3の解説っぽくなってきましたね(笑)。

仕事を成し遂げる為のテクニック

ここからがタイプ3の真骨頂になります。
 

タイプ3が仕事を成し遂げる為のテクニックは
ざっと次の5ステップになります。
 

「5ステップ式タイプ3流仕事術」
1.ゴールを明確にする
2.効率性を追求する
3.見た目の良さのこだわり
4.失敗リスクを避ける
5.ゴールを達成・完成させる

 

順に説明します。
 

長くなりますが、ここがタイプ3の山場ですから
頑張って着いてきてください。
 

ゴールを明確にする

ゴールとは目標であり、目的です。
 

そしてこれらを明確にすることは
仕事をこなす上で一番大事なことです。
 

なぜなら目指すゴールが明確でないと、
実際に取り組むステップ、段取りが決まらないので
身動きが取れなくなるからです。
 

タイプ3にとっては明確な結果を出す必要があるので、
まずは「何をすべきか?」をハッキリさせたいのです。
 

ゴールの内容が決まれば、
後は逆算することで「なすべきこと」が確定します。
 

なすべきことが決まれば、
あとはそれをドンドンこなしていくだけ、
という寸法ですね。
 

ちなみこの手法は大抵のビジネス書に書かれている内容でもあります。

効率性を追求する

ようやく出てきました「効率性」です。
 

根源の解説でもお伝えしてきたとおり、
タイプ3は、ただ仕事を成し遂げるだけではなく、
有能さを証明する為に、
効率よく仕事をこなさねばならないのです。
 

実際、この「効率性」を表す細かい特徴は沢山あって、
数えるとざっと20を超えます。
 

でも全て採り上げるとボリュームが多すぎます。
 

そこでそれらの特徴を分類してみたところ、
5つに大別することができました。
 

なので今シリーズでは
効率性を高める5つの考え方だけをお伝えします。
 

「効率性を高める5つの考え方」
1.スピードUP
2.ボリューム(量)UP
3.スキル(技術)UP
4.リーダーシップ
5.割り切り

 

この5つを並べて浮かび上がってくるのは
タイプ3の「質より量」という価値観です。
 

効率性とは、とどのつまり、
制限時間内にどれだけたくさんの事柄を成し遂げられるか?
ということだからです。
 

だからタイプ3は「集中力」を発揮してスピードアップしたり、
並行作業を行ったりして数多くの仕事をこなそうとするんですね。
 

勉強したり、新たな技術を覚えてスキルアップすることで
より速く、多くの仕事をこなせるでしょう。
 

組織で動いているなら部下を持つことで、
より多くの仕事がこなせます。
 

そして質の追求や作業手順を多少差っ引くことも
量をこなす為には必要な考えです。
 

このような特徴を発揮することで、
タイプ3は数多くの仕事をこなすのです。
 

見た目の良さのこだわり

たった今、「質より量」とお伝えしましたが、
タイプ3は見た目の良さも重視します。
 

あくまでタイプ3の目的は良い評価を得て、
賞賛を受けることです。
 

いくらタイプ3が数多くの仕事をこなしても、

・必死の形相で
・無茶苦茶努力して
・苦労苦心の末(すえ)、成し遂げた
 

というのでは効果は半減します。
 

それで周囲の「共感」や「同情」は得られるかも知れませんが、
タイプ3が欲しいのはあくまで
「あいつはデキル!スゴイ!」という「賞賛」だからです。
 

結果は同じでも
よりスマートに、卒なくこなしてこそ
多くの賞賛が得られるのです。
 

自分の見た目も大事ですが、同じ理由から、
成し遂げたモノ、結果の見た目の良さも
重視するのがタイプ3です。

失敗リスクを避ける

「成し遂げられる!」という信念は大事ですが、
それだけで上手くいくとは限りません。
 

何事も例外や想定外の事が発生するのが常だからです。
 

なので「成し遂げなければならない!」という信念により、
タイプ3は失敗に繋がるようなことを避け、排除しようとします。
 

失敗したら賞賛は得られないのですから、
タイプ3は他のタイプと比べて、
失敗のリスクに敏感だということです。
 

それは「過去の成功事例を活用する」という特徴にも繋がります。

ゴールを達成・完成させる

「効率性を高める5つの考え方」の最後です。
 

実際に達成する、完成させることは
言葉でいうほど簡単なことではありません。
 

なのでタイプ3は次の3つの特徴を発揮することで
目標を達成しようとします。

「目標を達成するのに必要な3つの特徴」
1.懸命に働く
2.柔軟性
3.自己主張

 

言うまでもない事のように思えますが、
「懸命に働く」特徴は大事です。
 

ちゃんと行動しないと物事は進まないし、
「達成する・しない」の差は
最後のひと踏ん張りができるかどうかの差であることが
多いからです。
 

そして「柔軟性」の特徴については
前回お伝えしたイメージ戦略でも発揮されますが、
目標達成においても相当発揮されます。
 

例えば、上記「4.失敗リスクを避ける」では
「何事も例外や想定外の事が発生する」とお伝えしました。
 

つまりこれは仕事をこなす途中で
状況がドンドン変化していくということです。
 

そんな中で目標を達成する為には、
柔軟な発想、つまり融通を利かせることが鍵になります。
 

タイプ3は手順とかプロセスを不変なもの、
つまり変えちゃいけないものだと考えていません。
 

だから仕事を進めながらでも、
状況の変化に合わせて、
器用に作業内容を変えていくことができるのです。
 

そして目標の達成、仕事の完成に一番大事なのは
「自己主張」すること
です。
 

例えばセールスを考えてみてください。
 

いくらお客さんの関心を引き、
ニーズを引き出し、最適な提案をしても、
最後に「買ってください」の一言がなければ
モノは売れないんです。
 

そしてタイプ3はこの大事な一言が言えるんです。
 

自分を貫き通す押しの強さが有ればこそ
物事は完成するんですね。
 

かなり長くなりましたが、
以上が仕事を成し遂げる為のテクニック、
「5ステップ式タイプ3流仕事術」の解説でした。

生まれついての仕事人

今回はタイプ3が仕事を成し遂げる為に必要な
マインドセット(心構え)とテクニックについて
駆け足でお伝えしてきました。
 

前回の最後に

・実際にセールス、マーケティングに従事するタイプ3は多いのです。
・本屋に行けば山ほどあるビジネス書やセールス指南書を読めば、
 多くの著者がタイプ3的なキャラだと気付くはずです。  

とお伝えしました。
 

私も、あらためて実感したのですが、
今回お伝えしたタイプ3の仕事術は
よくあるビジネス書の内容そのまんまなんですね。
 

つまりタイプ3って生まれついての「仕事人」なワケ。
(必殺シリーズではありません)  

天性のマーケッターが一流の仕事術を使いこなしたら・・・。
 

タイプ3の強みはここにあるんですね。
 

今回はここまで。
 

まとめます。
 

【仕事を成し遂げる】
・タイプ3にとって仕事を成し遂げるとは・・・
 ・素晴らしい結果を出して
 ・周囲から賞賛されるのに必要な
  高い評価を得る為の取り組みを
 ・最後まで完成させること
・仕事を成し遂げる為に必要なことは次の二つ
 ・マインドセット(心構え)
 ・テクニック(技術)=5ステップ式タイプ3流仕事術
・一番大事なマインドセットは「強い信念」である
 ・「成し遂げられる!」=「自信」「やる気」
 ・「成し遂げなければ!」=「邁進」「競争心」
 ・「られる!+なければ!」
   =「上昇志向・野心・エネルギッシュ」
・成し遂げるテクニック=「5ステップ式タイプ3流仕事術」
 1.ゴールを明確にする:
  ・目標、目的を明確にすれば成すべき事が明確に
 2.効率性を追求する:
  ・効率性を高める5つの考え方
   1.スピードUP
   2.ボリューム(量)UP
   3.スキル(技術)UP
   4.リーダーシップ
   5.割り切り
  ・効率性=質より量=
   「制限時間内にどれだけたくさんの事柄を成し遂げられるか?」
 3.見た目の良さのこだわり:
  ・よりスマートに、卒なくこなすことが必要
  ・外見(人物像)の見た目だけでなく、結果自体の見た目も大事
 4.失敗リスクを避ける:
  ・失敗に繋がるようなことを避け、排除する
  ・過去の成功事例を活用する
 5.ゴールを達成・完成させる:
  ・「目標を達成するのに必要な3つの特徴」
   1.懸命に働く
   2.柔軟性
   3.自己主張
・仕事に対する高いマインドセットと技術を備えたタイプ3は、
 生まれついての「仕事人」である
 

でした。
 

「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」
1.成功者イメージの検討 -済
2.イメージになりきる -済
3.仕事を成し遂げる -済
4.有能さの証(あかし)として評価を求める
5.結果と評価を周囲にアピールする
 

次回は4.の「評価」と5.の「アピール」についてお伝えします。
 

それではまた。
   

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