リバースエニアグラム

T3考察第8回「仕事の後は・・・_タイプ3のアピール戦略」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

さて、シンプルエニアグラム。
 

今回も長いので前置きは無し(涙)。

「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」
1.成功者イメージの検討 -済
2.イメージになりきる -済
3.仕事を成し遂げる -済
4.有能さの証(あかし)として評価を求める
5.結果と評価を周囲にアピールする

前回はタイプ3の真骨頂、
「3.仕事を成し遂げる」についてお伝えしました。
 

今回は
「4.有能さの証(あかし)として評価を求める」と
「5.結果と評価を周囲にアピールする」についてのお話。
 

それではシンプルにいきましょう。

タイプ3が評価を求める上で大事なこと

タイプ3が評価を求める上で大事なことは二つあります。
 

一つは「何をもって評価を得るのか?」。
 

もう一つは「どんな評価を求めるのか?」です。
 

実は前回、その答えを既にお伝えしています。
 

タイプ3が高い評価を受ける為には、
それに見合うだけの素晴らしい結果が必要

つまり「素晴らしい結果」を成し遂げることで
「高い評価」を得ようとする
んですね。
 

なのでまず、最初に「素晴らしい結果」について解説します。

タイプ3が求める結果の本質とは?

それでは「素晴らしい結果」とは何でしょうか?

実はそれも前回ちゃんとお伝えしています。
 

それは「」と「見た目の良さ」でしたね。
 

それでは何故、「量」と「見た目の良さ」が必要なのでしょうか?
 

少し考えてみましょう。
 

まず「結果」という言葉には「実を結ぶ」という意味があります。
 

「結果」と同じ意味の「実績」「成果」も同じです。
 

だから「結果」とは本質的に「果実」であり「食料」なんです。
 

動物で考えるなら、結果とは「獲物」。
 

それは狩りで仕留めた草食動物でもいいですし、
集めた果物でもいいでしょう。
 

どちらであってもそれは食料なのですから、
多ければ多いほどいい
わけです。
 

地球上で飽食なのは一部の人類だけで、
それ以外の人類、生物は常に飢餓と戦っているのです。
 

だから獲物をたくさん得られるのなら
それはとても素晴らしいことなのです。
 

たくさんの獲物を群れに持ちかえり、
大人たちから「よくやったぞ!」って褒められる。
 

もちろん、お腹をすかせた姉弟達からも
「スゴイよお兄ちゃん!」という注目を集める。
 

何より母親から「頑張ったわね」と褒められる。
 

タイプ3にとって至福の瞬間ですね。
 

だから「量」は大事なんです。
 

次に「見た目の良さ」について。
 

何故それが必要なのかというと、
感じる価値が高くなるからです。
 

例えば、
一般的には、曲がったキュウリや虫食いだらけのキャベツより、
スーパーに並んでいるような見た目の綺麗な野菜を選びますよね?

しかも双方の価格が同じで栄養も同じ、育て方も同じなら、
殆どの人が見た目の綺麗な方を選ぶハズです。
 

本質的には全く同じものでも、見た目の違いで
人の感じる価値は変わってしまう
んです。
 

見た目がよければ、それだけより多くの賞賛が得られるんですね。
 

なのでタイプ3にとっては、
「量」と同じくらい「見た目の良さ」も
大事になってくるわけです。
 

前々回、タイプ3は生まれついてのマーケッターだと お伝えしました。
 

マーケッターにとっては、見た目を変える事によって
商品価値をアップさせるのも仕事です。
 

そして、タイプ3は自分自身のイメージを
商品として捉えているんでしたね。
 

だからこそタイプ3は「成し遂げた結果」と、
それに従事している「自分の姿」の双方に対して、
「見た目の良さ」を気にする
のです。

タイプ3が求める評価基準とは?

次に「どんな評価を求めるのか?」についてです。
 

これはようするに
タイプ3が求めていく評価の基準は何か?
ということです。
 

それは二つあります。
 

一つは「目に見えるもの」。
 

もう一つは「優劣が比較しやすいもの」です。
 

実はこれもタイプ3の根源の記事「タイプ3の欲求
でお伝えしている内容です。
 

■根源から導き出せるタイプ3の欲求:
「自分が有能な存在であるとと証明したい」
・有能さを証明するには
 ・成し遂げた結果
 ・目に見えて、優劣が比較しやすい評価
 の二つが必要

 

なるべく形があって、
順番や勝ち負けがハッキリしやすいモノ
だと
考えればよいでしょう。
 

ではその理由は何でしょうか?

もうお分かりだと思いますが、
その方が周囲に自分の有能さをアピールしやすいからです。
 

そもそもフェーズのタイトルが
「4.有能さの証(あかし)として評価を求める」です。
 

有能さをアピールできないなら、
そんな評価基準はタイプ3にとっては不要
なのです。
 

以前はよく、営業部に行くと
営業マン達の成績が棒グラフで壁に貼り出されていました。
 

営業成績を示すだけであれば数字だけでいいと思うのですが、
棒グラフで結果を示すことで、
他の営業マンたちとの優劣が一目瞭然となるわけです。
 

そしてそのことが前回お伝えしたタイプ3の
「やる気」「競争心」という特徴に
火を付けるんですね。
 

これはあくまで一例ですが、
その他にも具体的な評価は山ほどあります。
 

でも一つ一つ挙げていくと切りがないんでやめときます。
 

地位や肩書き、勝利や順位の証、ボーナス、
褒賞(賞状、トロフィー)などを覚えておけば十分でしょう。

集大成としてのアピール

さて。
 

ようやく
「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」の最後、
「5.結果と評価を周囲にアピールする」まできましたね。
 

このフェーズはこれまでの行動の集大成になります。
 

先ほどお伝えした素晴らしい結果と、
それによって得た、目に見えて優劣が比較しやすい評価。
 

タイプ3はこの二つを引っさげて、
自分の帰属する集団に自分の有能さを強くアピールし、
褒めてもらおうとします。
 

「強くアピール」するというのは
前回もお伝えした特徴、
自己主張」の成せる技です。
 

大事なことは、しっかり相手に伝えなければ、
賞賛は得られない
からです。
 

「有能さ」とは効率の良さと見た目の良さを兼ね備えて、
目標を成し遂げること。
 

タイプ3が帰属する集団の期待像、
つまり「成功者」としてのイメージです。
 

砕けた言葉を使うなら
「やり手」とか「デキル奴」。
 

「褒めてもらう」は、別の表現をするなら
「賞賛を受ける」
「たたえられる」
「受け入れられる」
「認められる」などが当てはまるでしょう。
 

そして、自分の有能さによって
無事褒めてもらうことができたなら、
タイプ3にとってそれは愛された証(あかし)。
 

「有能でなければ愛されない」
という根源を抱えるタイプ3にとって
褒めてもらうことは言わば死活問題。
 

褒められて、
つまり大人たちや集団の関心を引けて初めてタイプ3は
生存欲求が満たされるのです。
 

もし有能さをアピールしても賞賛されないなら、
それは最初に設定した期待されるイメージ像が違った
のです。
 

でもそこは柔軟性を発揮するタイプ3のこと。
 
再び周囲へのリサーチを行い、
よりウケの良いイメージになりきり
仕事へ邁進(まいしん)するのです。
 

まとめます。
 

■有能さの証(あかし)として評価を求める
・タイプ3が評価を求める上で大事なことは次の二つ
 1.素晴らしい結果:
  ・「量」=結果の本質は果実、食料だから多いほうがいい
  ・「見た目の良さ」=本質は変わらなくても価値が上がる
 2.有能さをアピールできるような評価基準:
  ・「目に見えるもの」
  ・「優劣が比較しやすいもの」
■結果と評価を周囲にアピールする
・強い自己主張:
 ・賞賛を得るためには結果と評価をしっかり伝える
・「褒めてもらう」の別表現
 ・「賞賛を受ける」
 ・「たたえられる」
 ・「受け入れられる」
 ・「認められる」
・もし賞賛を得られないなら:
 ・周囲に再度リサーチして期待像を修正する

 
以上をもって
「タイプ3を理解する5つのフェーズ(段階)」
の解説は終わりです。
 

同時に今回のシリーズ、
「タイプ各論」のタイプ3解説も終わりです。
 

タイプ3完了

いや~、タイプ3。全8回ですか。
 

ようやく終わりましたね~。
 

できればここで所感とか書きたいところですが、
例によって長くなっちゃうので、
そのあたり、本家ブログにて書く予定です。
 

多くのエニアグラムの書籍の構成だと、
各タイプの主な特徴の後に、
囚われ(ネガティブ面)の説明が
嫌って言うほど待ち構えているんですけどね。
 

まぁ、それは当分やりません。
 

今回のシリーズでお伝えしていく、
各タイプが抱える根源と、それから派生する欲求と恐れ。
 
そして主な特徴を覚えることに専念してください。
 

そうすれば細かい特徴や、囚われ(ネガティブ面)は
全て主な特徴や根源に繋がることが
だんだん理解できるようになります。
 

ぶっちゃけ、ここを押さえないと
自分のタイプも他者のタイプも分かんないんです。
 

覚えられなければ根源と欲求、恐れだけでもいいですから
押さえておきましょう。
 

今回はここまで。
 

369241758」
 

タイプ3が終わりましたので
次回はタイプ6の根源について迫りたいと思います。
 

タイプ3については解説の方針を交えながらなので
8回もかかりました。
 

以後のタイプについては各5回くらいで収めるつもりです。
 

それではまた。
 
 

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コメント
 

1 ■無題
毎日楽しみにしています。
とてもよくまとめて下さっているので、
非常に分かりやすく、ありがたく拝読しています。
これからの残り8タイプも本当に楽しみです。
よっしー 2011-05-31 13:41:11
 

2 ■よっしーさまへ
お読みいただき有難うございます。
 

残り8タイプもあると思うと、
先が思いやられますが、
頑張ります。
 

分からないところが有りましたら、
コメントくださいね。
篠田工治 2011-05-31 17:19:43

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