リバースエニアグラム

T6考察第4回「タイプ6の基盤に対する5つの態度」

エニアグラムの案内人、篠田工治です。
 

前回はタイプ6の防衛戦略「帰属心」における帰属先、
「基盤」について詳しく説明しました。
 

今回は「タイプ6の主な特徴」の第4回目。
 

はい。あと2回で終わらせないといけません。
 

ぶっちゃけタイプ6は複雑すぎて
他のタイプの1.5倍から2倍くらいの分量が必要じゃねーの?
という気がしていますが時既に遅し。
 

なぜ一つのタイプにつき記事は5回まで、
という制限を課したのだろうと
激しく後悔しております。
 

でもそこはシンプルエニアグラム。
 

せっかく書いた文章を何千文字も削って お送りします。
(つか、何回書き直したんだろう_涙)
 

それではシンプルにいきましょう。

基盤に対する5つの態度

タイプ6は基盤に対して
どのような態度で接していくのでしょうか?
 

思い当たるのは次の5つです。
 

1.従う
2.尽くす
3.浮かない
4.探る(さぐる)試す
5.維持する

(なんか昔のドラクエのコマンドみたい_汗)
 

1.の「従う」については
権威者の指示や集団の総意、ルール、前例などに従う、
という意味です。
 

タイプ6は自分の判断に自信がないのですから、
正しく決めてもらえるなら、その内容には喜んで従うのです。
 

2.の「尽くす」というのは、
基盤の為に自分の責任を果たしたり、
真面目に努力するという意味です。
 

基盤とは自分の代わりに判断をしてくれて、
尚かつ自分の身を守ってくれる存在です。
 

そんな基盤に対して忠誠を誓うことは
タイプ6にとって自然なことなのです。
 

尚、一部の書籍などで
「タイプ6は見返りが無くても尽くす」
と書かれています。
 

確かにそういう面もあるのですが、
ややこしくなるんで、現時点では
帰属したと思った時点で、
安心感というメリット=見返りを先に得ている
」 と解釈してください。
 

3.の「浮かない」というのは、
帰属する集団において
自分一人が目立つようなことをしない
という意味です。
 

具体的には次の内容を避けようとします。
 

1.自分の意見や立場をハッキリさせる
2.リーダーになる
3.成功する
4.失敗する

 

タイプ6の特徴が色濃い日本では
おなじみの雰囲気ですね。
 

恐らくタイプ3からすれば理解不能だと思います。
(失敗を避けるのは同じですが)  

この「集団において浮かない」という特徴は
日本人論と絡ませれば、
これだけで本が何冊も書けるほど深いテーマです。
 

でも深入りすると大変なので、
もうここは単純に「群れなす草食動物の心境
だと解釈してください。
 

目立ったら食われる」と。
 

4.の「探る(さぐる)試す」については、チョットびっくりですよね(笑)。
 

いくら基盤が信頼できるといっても、
それがいつまでも続くという保証はどこにもありません。
 

前々回お伝えしましたが、
タイプ6は自分に対してだけでなく、
外の世界に対しても不信感をもっているからです。
 

油断無く、疑り深いんでしたね。
 

なのでタイプ6が継続的に安心感を得るには、
基盤の頑丈さ、誠実さなどを定期的にチェックする必要があります。
 

ちなみに私は嫁子からチェックされる度に
深~く傷つきます(涙)。
 

5.の「維持する」とは抽象的な言葉ですね。
 

これは
「どうしたら基盤を継続させられるか?」
「どうしたら基盤を頑丈なものにできるか?」
という視点です。
 

例えば、

1.上下関係などの秩序を守る
2.結束する
3.調和を保つ
4.外敵を近づけない
5.生じた問題を速やかに排除する」

 

などがあります。
 

タイプ6は警戒心が強いので、
最初に基盤を信じるのに労力がいるんです。
 

だからせっかく基盤を信じたのに、
すぐに無くなったり、弱くなってしまったら、
また、他の基盤を探さないといけなくなる。
 

それって辛いじゃないですか。
 

できればずっと信じ続けたいワケです。
 

そんな理由からタイプ6は
一度信じた基盤が長く存続できるよう、
協力を惜しまないんですね。
 

4.の「試す」と5.の「維持する」は
一見矛盾するように感じます。
 

試した結果、基盤が弱体化したらどうなるの?って。
 

まぁ実際、矛盾していると思うのですが(笑)、
タイプ6にとって、基盤とは「大いなる存在」なのです。
 

少しチェックしたくらいで基盤が脆くなるなら、
それは「大いなる存在」ではないということですね。
 

以上がタイプ6の基盤に対する態度になります。
 

逆に言えば、
この態度が続けられるうちは
基盤が信頼できている証拠。
 

タイプ6にとって至福の時なのです。

警戒心と帰属心の順番

さて。
 

基本パターンとしてのタイプ6解説は
これで終わりました。
 

でもまだ大事なテーマが一つ残っています。
 

それは「タイプ6の揺れ動き」です。
 

そもそも性格分類ツールとしての
エニアグラムの一番の特徴は、
各性格タイプ間の揺れ動きにあります。
 

しかしながら、タイプ6は
一つのタイプの中でも大きく揺れ動くのです。
 

それは端から見ると、全く別キャラに見える程です。
 

次回タイプ6の最終回では、
この揺れ動きの仕組みについて
ざっくり説明します。
 

でもその前に、これまでのおさらいを兼ねて、
タイプ6の揺れ動きを理解するのに大事な
「警戒心と帰属心の順番」をお伝えして次回に繋ぎます。
 


タイプ6の行動の指針は
強い不安と自己不信から生み出される警戒と帰属」です。
 

タイプ6の特徴の数々は突き詰めると
この4つのキーワードのどれかに結びついているのです。
 

これまで何度もお伝えしたとおり、
タイプ6にとって、外の世界はとても恐ろしく、
自分だけの力では身を守ることができないと思い込んでいます。
 

だからこそ、常に警戒を怠らず、
危険を素早く察知して、
早めに対処しようとするんでしたね。
 

でも、ずーっと用心しっぱなしで
緊張した状態はとても疲れる。
 

確かに警戒していれば、
脳内物質ノルアドレナリンのお陰で、
判断力や運動機能は高まります。
 

しなしながら、そんな状態が延々と続くと、
そのうち心と体が蝕まれてしまうのです。
 

そこでタイプ6は
もう一つの防衛戦略「信頼できる基盤への帰属」
を編み出しました。
 

「警戒」がハードモードなら「帰属」はイージーモード。
 

「帰属」のほうが危険が少なくてメリットも多いのです。
 

それゆえ、タイプ6の関心は、
「どんな基盤に帰属したらいいのか?」
「どのように帰属していくのか?」
に向けられるんですね。
 

ここで大事なのは
「1.警戒 2.帰属」という順番です。
 

警戒し続けることが大変で避けたいからこそ
タイプ6は帰属心を生み出しました。
 

それゆえ、一度帰属した基盤に対する思い入れは
他のどのタイプよりも強いのです。
 

問題は帰属する基盤の信頼が崩れた時。
 

タイプ6は基盤そのものを警戒するようになります。
 

つまり
外の世界を警戒→基盤に帰属→基盤を警戒
という流れが大事なんです。
 

イージーモードである帰属心から
ハードモードである警戒心に戻ってしまうんですね。
 

実はこれが「タイプ6は揺れ動いている」ように見える
原因の一つなんです。
 

集団や権威者が、ずーっと信頼できるものであれば
タイプ6は変化しなくてもいいのですけどね。
 

でも集団や権威、伝統ですら
時間が経つにつれて澱んでくるのは自然の理(ことわり)。
 

結局タイプ6は帰属心と警戒心の間で
揺れ動くことになります。
 

今回はここまで。
 

それではまた。
 
 

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