リバースエニアグラム

T7考察第5回「沢山の刺激が生み出すモノ_タイプ7のアタマ」

破壊者の母、篠田工治です。今回はタイプ7考察の5回目です。

前回はタイプ7の「過活動」という特性についてお伝えしました。
 

タイプ7は頭を使った「目標・計画を立てる」という手法の他に、
実際に沢山行動することで、
より多くの体感的刺激と興奮を得ようとするのでしたね。
 

その理由はこれまでお伝えしてきたとおり、
内面に抱えたとても大きな恐れ、
「大いなるモノ」への恐怖心を掻き消し、紛らわせる為です。
 

今回はタイプ7が頭の刺激、体感的な刺激を沢山得るうちに、
ある意味必然的に身に付けた「とある特性」についてのお話です。
 

それではシンプルにいきましょう。
 

もう一度「刺激と反応」について

 

第3回目の冒頭に次のようにまとめました。
 

1.タイプ7はタイプ1と同じように
 自分の内面に「大いなるモノ」を宿している
2.「大いなるモノ」を内面に宿したことによる
 タイプ1の弊害を目の当たり(反面教師)にして、
 タイプ7は「大いなるモノ」へ強い恐怖を抱くようになった
3.但し「大いなるモノ」は依然としてタイプ7の内面に潜んでいる
4.それ故、タイプ7は外の世界に刺激を求め、
 心を弾ませることで恐怖を紛らわすことにした
5.しかし外界において常に刺激が見つかるとは限らず、
 心が弾むような興奮状態を続けることは現実には難しい

 

解説の順序が逆になりましたが、
上記4.の刺激とは第4回目でお伝えした、
「体感(五感)で得られる=外側から受ける刺激」を意味します。
 

その手法としての「過活動」があり、
「楽観性+ナルシシズム=万能感」がそれを支えているんでしたね。
 

そして上記5.は、第3回目でお伝えした、
『目標・計画』という思考力を使う手法により、
タイプ7が内側から刺激を生み出さざるを得なくなった、
その直接の原因でもあります。
 

外側から受ける刺激と内側から生み出す刺激。
 

タイプ7を理解する上で、なくてはならないこの「刺激」ですが、
今回ご紹介する特性にもつながりますので、
もう一度「刺激と反応」について考えてみたいと思います。
 

中学理科で学んだ・・・らしい。

 

第1回目でも引用したのですが、
再び三省堂大辞林さんから。
 

しげき 【刺激】
(1)外部から働きかけて、感覚や心に反応を起こさせること。
また、その働きをする物事。「―が強い」
(2)生体に作用して何らかの反応を引き起こさせること。
また、その働きの要因となる物事。〔明治期に作られた語〕

 

はんのう 【反応】
(1)ある働きかけに応じて起こる相手の変化や動き。手ごたえ。
 「相手の―をみる」「教師の熱意に生徒が―する」「―がない」
(2)刺激によって生じる生活体の活動の変化の総称。
 「生体―」「薬物―」
(3)物質が他の物質との相互作用により組成や構造などを
 変えること。 「化学―」

 

「刺激=変化を起こす為の働きかけ」であり、
「反応=働きかけによって起こる変化」だということです。
 

そしてタイプ7が望む「変化」とは、
これまでお伝えしてきたように
「心が弾むような興奮状態への変化」ということになります。
 

ここでいう心とは実質的には脳であり、
「心が弾むような興奮状態」とは脳の興奮状態を指します。
 

つまり刺激とは「脳への働きかけ」なんですね。
 

(このあたり、実は中学の理科の時間で習ったらしいのですが、
 例によって全然記憶がありません(苦笑)。
 こちらのサイトが参考になりますのでよろしければどうぞ)
 

ただ、この「働きかけ」という言葉は
タイプ7の根源を考えると正直物足りなさを感じます。
 

英語だとアプローチとかプロモーションって感じでしょうか。
 

タイプ7における「心が弾むような興奮状態」は、
強い恐怖心を紛らわせる為に必要不可欠なコトでしたよね。
 

だから「刺激=脳への働きかけ」であったとしても、
「強制的でとても強い働きかけ」でないと目的を果たすことができません。
 

アプローチとかプロモーションという言葉では少々役不足なんですね。
 

ではどういう言葉が適切か?
 




 

それは「指示・指令(コマンド)」です。
 

脳の働き=CPU

 

つまり「目標・計画」にしろ、「過活動」にしろ、
沢山の刺激が脳への「指示・指令の信号」として送られ、
そこで何らかの処理が為されて
興奮状態という反応を脳や体に返している
ことになります。
 

(「何らかの処理」については本題から外れるので
 解説しません。興味のある方は脳化学系の本をご覧ください)
 

「指示・指令信号が送られる→処理がなされる→反応を返す」

 

この流れがざっくりとした脳の働きになるのですが、
これを見てピンと来た人もいるハズ。
 

パソコンの頭脳であるCPU(中央演算処理装置)も
大体同じような働きをしますよね。
 

例えば、パソコンやスマホなどを使ってウェブサイトを見るとき。
 

1.「ブラウザ」のアイコンをクリック(ダブルクリック)する
2.その情報がCPUに伝わる(指示・指令情報が送られる)
3.CPUにて「ブラウザ」プログラムが実行される(処理が為される)
4.CPUは「ブラウザ」をディスプレイに出力する指示を出す(反応を返す)

 

こんな感じの流れになります。
 

実はここまでが長い前置きだったのですが、
ようするに、
「一つの刺激から興奮が得られる」仕組みと
パソコンにおける「一つのプログラムの実行」の仕組みは似ている

それが言いたかったりします。
 

沢山の刺激が生み出すモノ

 

ようやく本題です(苦笑)。
 

タイプ7の彼らは沢山の「刺激と興奮」を次々に求めますから、
それはパソコンでいうなら沢山のプログラムを
次々に実行するようなものなんですね。
 

ブラウザで高画質のYoutubeを見ながら、
ワードとエクセル、パワーポイントを開き、
同時にDVD-Rへデータを書き込みながら、
3Dのゲームまでやってしまう。
 

極端な例えですが、
タイプ7が求める沢山の「刺激と興奮」とは、
まさにこんな感じです。
 

では実際にパソコンでこれだけのプログラムを同時に実行したら
一体どうなるでしょうか?
 




 

もうお分かりのとおり、
並みの性能のパソコン、CPUではこれだけの処理に耐えられず、
大抵はフリーズ、熱暴走してしまいます。
 

そしてこのような状況が頻繁に発生した場合、
通常取りうる行動は二つしかありません。
 

一つは素直に同時に実行するプログラム数を減らす。
 

もう一つはCPU(若しくはパソコン)を高性能(高速)なモノに取り替える。
 

このどちらかです。
 

ではタイプ7はどうするのか?
 

プログラム数、つまり刺激と興奮を減らすことはできません。
 

タイプ7が抱える恐怖はそんなに軽いものではないからです。
 

かといって、CPU、つまり自分の脳を取り替えることも
もちろんできません(苦笑)。
 

であるならば、ここは次のように考えることができます。
 

・「タイプ7は元々高性能(高速)なCPUを搭載している」
 又は
・「タイプ7のCPUは必要に応じてどんどん性能(処理速度)を高めていける」

 

先天的か後天的かはさておき、
タイプ7のCPUは高性能(高速)だということです。
 

CPUの場合、性能を示す単位として周波数「ヘルツ」を使いますが、
もちろんこれは脳に使う単位ではありません。
 

では、高性能(高速)な脳のことを通常何と呼び表すのか?
 




 

それは「頭の回転が速い」です。
 

これがタイプ7の主な特性の一つになります。
 

先天?後天?

 

この「頭の回転の速さ」については、
もともと備わっていた、つまり先天か、
それとも後から身に付けた、つまり後天か、
そのどちらかが気になりますよね?
(え、ならない?)
 

この点についてはタイプ7考察とは関係なく
余談になると思うのですが、
気になる御方もいらっしゃると思うので、
少しだけ考えてみたいと思います。
 

最初に結論ですが、
私は先天的でもあり後天的でもある、
つまり両方だと思っています。
 

少し考えれば分かることですが、
タイプ7がどれだけ沢山の刺激を受けたり、
生み出したりしたところで、
脳が興奮してくれなければ意味は無いワケです。
 

ならば、もともと沢山の刺激を
短時間で処理するだけの脳が備わっていなければ、
「興奮による恐怖心の紛らわし」という手法は採れず、
そもそもタイプ7にはならない。
 

そう考えたほうが自然です。
 

なのでタイプ7は先天的に「頭の回転が速い」と言えるでしょう。
 

身近な例で言えば、
私の長男も、2歳になる頃にはタイプ7らしさがかなり出ていましたが
やはり頭の回転は良かったと思います。
 

そして後天的な性能アップの影響も無視することはできません。
 

長男は来月で5歳になるのですが、
やはり2歳の時と比べると、回転数は格段に上がっていると感じるからです。
(既についていけないとも_汗)
 

これは脳科学的にも説明することができます。
 

第3回目でお伝えしたドーパミンの特性について、
実はしれっと次のことを含めておきました。
 

・「ドーパミン」が引き起こす快感は強い刺激による興奮状態
 なので暴走するとより強い刺激を求める「依存症」になりやすい

 

ドーパミンによる快感は、前回と同じ刺激量だと
あまり興奮できないということです。
 

前回と同じくらいの快感、興奮を得ようとするならば、
前回より沢山の刺激量が必要になります。
 

これを段々繰り返していくならば、
日々増え続ける刺激に対処する為、
脳の性能もドンドン高めていける仕組みがないと
タイプ7はやっていけません。
 

でないと、内面の恐怖に取り憑かれてしまうからです。
 

出典元を忘れてしまいましたが、(最近多いなぁ)
体の筋肉と同じように、脳も使えば使うほど性能はよくなる、
というのが最近の通説のようです。
 

ググってみたところ
「MILH – mom’I’d like to Hack」さんの
脳は死ぬまで鍛えられる』というページが参考になります。
 

以前は、脳の発達は幼少期か思春期の初めに止まると考えられていたが、
今では、年を取っても知的能力を維持・向上できる訓練法が
存在することが分かっている

 

というわけで、
元々の素質もあったのだろうけど、
タイプ7は強い刺激と興奮を絶えず処理しなければならず、
それでやむなく脳の回転数を上げざるを得なかった。
 

私はこのように考えています。
 

つまり必要は発明の母なんですね。
 


 

今回はここまで。
 

次回は「頭の回転が速い」の具体的な解説と、
そこから派生するいくつかの特性について
考えてみたいと思います。
 

それではまた。
 
 

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