リバースエニアグラム

T7考察第6回「ルネッサンス人_タイプ7の生き方」

破壊者の母、篠田です。
今回はタイプ7考察の6回目です。

前回はタイプ7が「頭の回転が速い」という特性を持つに至った、
その経緯についてのお話でした。
 

今回はその特性について、もう少し深堀りしてから、
どんどん話を膨らませていきたいと思います。
 

それではシンプルにいきましょう。
 

タイプ5考察のネタバレ

よくよく考えてみれば。
 

「頭の回転が速い」とはあいまいな言葉です。
 

いつもの三省堂大辞林さんにも載っていません。
 

Googleでキーワード検索してみると、
人によって解釈が少しずつ異なっていることが分かります。
 

例えば「Weblio類語辞書」さんでは
 

・思考や判断が優れているさま
・頭がよく評価が高いさま

 

という解釈。
 

「類語玉手箱」さんでは

・頭の回転が速い
 当意即妙 ・ 察し ・ しっかり者
・頭の回転(が速い)
 反射神経 ・ 知恵
・(頭の)回転が速い
 切れる ・ 冴える ・ 呑み込み

 

という解釈になっています。
 

うーむ。
 

両者を比べると、
同じことを言っているようで言っていない、
そんな気がします。
 

では、タイプ7の特性としてはどのように解釈したらよいのでしょうか?
 

ある意味ネタバレなのですが、
次に控えているタイプ5考察に上手くつなげる必要性から、
次のように解釈したいと思います。
 

「nobody:place」さんの
頭の回転が速いって難しいなぁ。」というページが
簡潔で分かりやすいので、引用します。
 

頭の回転が速いって、要素が多分2個ある。
1つは「反応の素早さ」で、もう一つは「考えの深さ」。
反応力と、思考力と言い換えてもいい。

 

前回、反応とは変化のことであり、
タイプ7が求める反応とは
「心の弾む興奮状態への変化」だとお伝えしました。
 

一つの刺激から興奮を得ることは一つの仕組み。
 

パソコンでいうなら一つのプログラムを実行することと同じです。
 

そしてパソコンの場合、それが速いことを
「CPUの処理速度が速い」などと言ったりします。
 

つまりタイプ7における「頭の回転が速い」とは、
頭の中の処理速度が素早いということになります。
 

深い思考よりは処理や応答の速さに
重きを置いたモノなんですね。
 

逆にタイプ5は速さではなく、
深さに重きを置いている、そう言ってもいいでしょう。
 

処理速度の素早さが生み出すモノ

では頭の中の処理速度が素早いと、
具体的にはどのような特徴が表れるのでしょうか?
 

最初に結論ですが、次の特性が挙げられます。
 

1.受け答えが速い
2.決断や判断が速い
3.切替が速い
4.同時進行が可能
5.飲み込みが早い
6.要領よく立ち回る
7.手先が器用である
8.頭を冷やす時間が必要

 

結構ありますね(汗)。
 

ただ、どうしても回を分けたくないので、
8つの項目は一気に説明したいと思います。
 

なんとか着いてきてください。
 

受け答えが速い

頭の中の処理速度が速いと、
まず身近なところでは、
会話の受け答えが速くなります。
 

実際に「この人、すげぇマシンガントークだなぁ」と思った場合、
その多くはタイプ7さんだったりします(苦笑)。
 

もちろん穏やかに話すタイプ7さんも少なくはありません。
 

ただその場合でも、
間を空けることなく会話をつなげていく能力が
ずば抜けているんですよね。
 

「受け答えの速さ」というのは喋りの速さだけでなく、
そういう意味も含んでいます。
 

ちなみにウチのタイプ7息子は
私と同じく吃音(きつおん・どもり)なので
時に間の伸びた喋り方をすることもあります。
 

でも話のつなげ方には舌を巻くことが多く、
現時点でも私ゃ「やられっぱなし」で先が思いやられます(笑)。
 

(ちなみにドーパミンが多すぎると吃音になりやすいという説もあり、
 タイプ7との関連はひょっとしたらあるのかも)
 

そして受け答えの速さは、会話に限ったことではありません。
 

チャットや掲示版、twitter、Facebookなどのリアルタイム性のあるSNSで
物凄いスピードで書き込む人がいた場合。
 

それはタイプ7さんの可能性があります。
 

これらの書き込みはネット上の受け答えと言えるでしょう。
 

会話にしろ、書き込みにしろ、
受け答えとは双方向のやり取りであり、
前回お伝えした
「刺激を得る→情報を処理する→反応を返す」
という作業を頭の中で繰り返すことでもあります。
 

なので、頭の処理速度が素早いタイプ7にとっては
こういったコミュニケーションは得意なんですね。
 

決断や判断が速い

素早く情報を処理して、素早く反応を返す。
 

これはようするに決断や判断にかける時間が少ないということです。
 

このあたりは
「目標・計画を立てる」「過活動」と合わせて考えるとよいでしょう。
 

タイプ7が刺激と興奮を沢山得たいが為に生まれた、
「過活動」という特性は、
もとを正せば決断や判断の速さがあればこそ、
発揮できるワケですね。
 

で、もっと考えるなら、
「目標・計画を立てる」の根底にある、
選択肢や可能性の確保に余念がないからこそ、
タイプ7は気後れすることなく気楽に決断や判断ができるのです。
 

それは、決断や判断が間違っていたとしても
直ぐに次の手が、
それでもダメならその次の手が、
タイプ7の頭の中で出番を待っているからです。
 

第4回でもお伝えしたとおり、
「やってみなければ分からない」
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」
という業界においては、
この決断や判断の速さこそが命です。
 

そういう業界はタイプ7の居場所の一つだと言ってもよいでしょう
 

ふと、思ったのですが、
 

「決断や判断が間違っていたとしても直ぐに次の手が、
 それでもダメならその次の手が出番を待っている」
というのは、
プリンターで沢山のファイルを印刷するのに似ていますね。
 

印字速度はパソコンの処理速度と比べればとても遅いので、
この場合、「このファイルを印刷せよ」という指令(プリンターキュー)が
どんどん溜まっていきます。
 

プリンターが必死に印字している状態を「興奮状態」と見立てるなら。
 

タイプ7にとっては、プリンターキューを沢山溜めて
休みなく動いている方が都合がよいのです。
 

切替が速い

心の弾む興奮状態を維持する為の処理が
「刺激を得る→情報を処理する→反応を返す」
という一連のプログラムであるならば。
 

タイプ7が興奮状態を維持する為には
次々と新しいプログラムを実行する必要があります。
 

これは別の言い方をするなら、
仕掛かっている前の処理をできるだけ早く終わらせてから、
次の処理にどんどん着手する必要があるということです。
 

ここで必要になってくる特性が「切替が速い」です。
 

ここでいう切替とは、
「気持ちの切替」とか「変わり身の速さ」を意味しています。
 

「一つの感情を引きずらない」「割り切り」と言ってもいいでしょう。
 

タイプ7はいつまでもダラダラと
一つの処理にこだわりたくないんですね。
 

例えば、前回お伝えしたように、
ビジネスの新商品や新サービスを考える場合、
一つの案にこだわっていると、
それがコケた時に相当心が折れます。
 

そうすると次の案に着手することが中々できず、
いつまで経ってもヒット商品が生まれない、
そういう状況に陥りがちです。
 

やはりこういう状況においては、
サッサと気持ちを切り替えることが大事で、
タイプ7はそれが上手いんですね。
 

先ほどの沢山のファイルを印刷する場合でも同じことが言えます。
 

よく印字する人は経験があると思うのですが、
一つのプリンターキューにエラーが発生した場合。
 

通常だとそこでプリンターは印字を止めてしまい、
その次のキューも自動では実行されません。
 

そんな場合、
とりあえずエラーの発生したプリンターキューを削除して、
次のファイルの印字に進めますよね。
 

これも一つの割り切りだと言えます。
 

で、この特性の成り立ちについては
第3回でお伝えしたように、
タイプ7が抱えている恐怖の本質は「ひとつ」だ、
ということが関係しています。
 

「ひとつ」は父権や権威といった「大いなるモノ」を連想させ、
それをタイプ7は嫌うのでしたね。
 

ならばタイプ7が「一つの処理」にいつまでもこだわることは考えにくく、
沢山の刺激を短時間で得る為にも
「切替の速さ」は必要な特性なんですね。
 

これも「必要は発明の母」と言っていいでしょう。
 

同時進行が可能

気持ちの切替が素早くできるようになると
作業の同時進行が可能になります。
 

このあたりはウィンドウズパソコンでの作業を思い出せば
分かりやすいと思います。
 

もう20年以上も前の話なので若い方は知らないでしょうけど
ウィンドウズというOSが出る前のパソコンは
一つの画面には一つのプログラムしか表示できませんでした。
 

これは表計算ソフトなら表計算ソフトだけしか
画面に表示できないということです。
 

なので作業の途中でワープロソフトを使おうと思ったら、
一旦表計算ソフトを終了してから
ワープロソフトを実行する必要があったのです。
(これをシングルタスクと呼びます)
 

ウィンドウズというOSの登場が画期的だったのは、
プログラム(ソフト)を文字どおりウィンドウ(窓)単位で実行し、
画面に複数表示させることが可能になった点です。
(これはマルチタスクですね)
 

その結果、ワープロソフトと表計算ソフトを同時に実行して、
その内容をコピーしたり貼り付けたりできるようになりました。
 

今では、このマルチタスクはパソコンならできて当たり前ですが、
ウィンドウズの登場まではこれが出来なったのです。
 

ただこのマルチタスクは見せ掛けでして、
実際には高速に複数のプログラムを切替えているから
そう見えているだけだったりします。
 

図にするとこんな感じです。
 

ウィンドウズの登場までマルチタスクが実現できなかったのは、
複数のプログラムを高速で切り替えるだけの性能が、
ウィンドウズ以前のCPUには無かったからです。
 

逆に言えば、複数プログラムの切替に耐えられるだけの
高性能なCPUが作られるようになったから
ウィンドウズも登場したんですね。
 

タイプ7も同じことです。
 

頭の処理速度が速く、気持ちの切替も速いからこそ、
物事を同時進行させることができるのです。
 

実際に、タイプ7さんに「趣味やライフワークは?」と聞くと、
大抵その答えは複数、しかも関連が全くないようなコトを
同時にやっていたりします。
 

シングルタスクで、しかも歩みの遅い私にとっては、
うらやましいかぎりの特性です(笑)。
 

飲み込みが早い

そろそろパソコンの例え話から離れますね(苦笑)。
 

タイプ7がいくら結果にフォーカスしないからといって、
やることなすことが全く上手く行かない場合。
 

流石に刺激や興奮を沢山得ることはできません。
 

完全に達成、マスターするところまではいかなくても、
世の中、ある程度のレベルに達しないと
面白さを感じられないことって多いからです。
 

(エニアグラムもそうだったりして_汗)
 

もちろん面白さはタイプ7にとって大いに刺激になります。
 

なので着手したコトが
あっという間にある程度のレベルになる。
 

そんな特性があるとタイプ7にとっては大助かりですよね。
 

そこで生まれた特性が「飲み込みの早さ」です。
 

これは別の言葉で言うなら、
「要点を押さえるのが上手い」
「コツを見つけるのが上手い」
ということ。
 

例えば、私の前職(システム系)の前任者は、
元々営業担当だったのですが、
急遽エンジニアへの担当変更を命じられても、
要領よく仕事をこなしていました。
 

業務を引き継いでから、
彼の仕事の形跡を確認したところ。
 

体系的にIT技術を学んだ形跡がないのに、
要所要所はなんとか押さえていて、
えらく感心した記憶があります。
 

今思えばその前任者の振る舞いは
典型的なタイプ7そのものでした。
 

このようにタイプ7は、
要点を見つけるのが上手いので、
「やっている」「できる」と他者に言えるくらいのレベルだったら
あっという間にやり方を身に付けてしまいます。
 

そしてその能力おかげで、
これまで携わったことのないジャンルに飛び込むことになっても、
大抵はすぐに馴染むことができます。
 

つまりタイプ7はジャンルの壁を超えることに長けているんです。
 

これも頭の回転と切り替えの速さが成せる技なんですね。
 

で、この特性も「過活動」による刺激と興奮を、
短時間で沢山得たいが為に発達したと言えます。
 

でもそれだけではなく、
頭の中で新しい可能性ややり方を常に考えているからこそ、
できる芸当なんでしょうね。
 

第4回でタイプ7の「万能感」につき、
「根拠の無い自信」とお伝えしています。
 

ですがタイプ7は
こういった飲み込みの早さをなんとなく自覚していて、
それが自信に繋がっているのかもしれませんね。
 

要領よく立ち回る

前述の飲み込みの速さは、
何も技術的なことだけに限りません。
 

タイプ7は、その場その場における、
「人間関係」の要所を見つけるのも得意だったりします。
 

その場合は「飲み込みが早い」と言うよりは
「要領がいい」と言ったりします。
 

三省堂大辞林さんから。
 

要領がいい
(1)物事をうまく処理する方法を心得ている。手際がいい。
(2)巧みに立ち回るすべを心得ている。

 

先ほどもお伝えしたとおり、
タイプ7は一つの感情にこだわりませんし、
割り切りの良さもあります。
 

そしてこれも大事なことですが、
「新しい人間関係が始まる」というのは大きな刺激であり、
タイプ7にとっては興奮に値する出来事です。
 

なので、タイプ7は複雑な人間関係の中でも、
まるで魚が泳ぐようにスイスイ立ち回っていけるし、
新たな出会いを求めて外に出ることも好きなのです。
 

手先が器用である

 

「要領よく立ち回る」は
「器用に立ち回る」と言い換えることができます。
 

ただ「器用」というのは
通常手先の器用さを表す場合が多いと思うんですよね。
 

で、実際にタイプ7さんをいろいろ見てきた結果、
彼らはとても手先が器用だと思うにいたりました。
 

昔、私が物流業で働いていた時の同僚。
 

今思えば彼はタイプ7だったのですが、
多彩な趣味の一つに裁縫(洋裁)があって、
簡単な服なら自分で作ってしまうと聞いてビックリした記憶があります。
 

エニアグラムの書籍のいくつかには
「タイプ7は釣りが好き」ということが書いてあったと思うのですが、
第1回で紹介したタイプ7の義兄も大の釣り好きで前述の同僚もそうです。
 

で、昔私も何回か釣りをやってみたのですが、
あの「仕掛け」を準備したり、釣り針と糸を結ぶような
細かい作業が大嫌いなので、趣味にはいたりませんでした(苦笑)。
 

あれは手先が器用でないとやれない作業だと思っています。
 

あと、タイプ7の息子もそこそこ手先が器用で、
彼が最近凝っているのがコレだったりします。
 

これが・・・
 

こうなります。
 

まだ4歳で説明書も読めないくせに
見よう見まねでササッて組み立てちゃうんですよね(笑)。
 

「頭(脳)の処理速度が速いと手先まで器用になる」
というのはいわゆる私の経験則なのですが、
あながち間違っていないと思っています。
 

いきなり怪しげな写真なのでビックリしたらゴメンなさい。
 

これは「ホムンクルスの小人」と呼ばれる人形です。
 

これは簡単に言うと
「大きくデフォルメされた部位が脳の神経機能をより沢山使っている」
ことを示しています。
 

ご覧のとおり、
大きいのは「首から上」と「手・指先」であり、
脳の神経機能は殆どその二箇所に使われている、
といっても過言ではありません。
 

ならば脳の処理速度が速くなるにつれて、
手先もドンドン器用になる。
 

このように考えることは不自然ではないと思います。
 

頭を冷やす時間が必要

つまり、いくらタイプ7といえども、
あまりにも刺激を受けて興奮し続けると
そのうち頭がオーバーヒートしてしまうということです。
 

このあたりもパソコンのCPUと同じですね。
 

パソコンの場合は処理に負荷がかかりすぎると、
熱暴走により、機能が停止してしまいます。
 

車のエンジンも同じで、あまりに回転数が高すぎると、
オーバーヒートでそのうち停止してしまいます。
 

で、こういう時に必要なのは「冷却」です。
 

タイプ7さんをじっくり観察していると、
これまで散々騒いでいたのに、
急に大人しくなって一人でポツンとしている光景を見ることができます。
 

そうすることで頭を冷やしているんですね。
 

とあるタイプ7さんはコレを「頭の中を整理する為の瞑想タイム」と言い、
別のタイプ7さんはこういうときにお経を読んだりするそうです。
 

ウチの息子の場合は、
何か細かいモノをチマチマ並べていたりします(笑)。
 

普段の明るい振る舞いとは落差がありますから、
私は少々心配になって、あれこれ気を引こうとするのですが、
そうするとかえってウザイみたいです(苦笑)。
 

こういう時は静かに見守ってあげるほうがよいでしょう。
 

以上、大変長くなりましたが
「処理速度の素早さが生み出すモノ」を8つ解説しました。
 

ルネッサーンス!

ようやく今回最後の論点です。
 

解説してきた内容をもう一度見てみましょう。
 

1.受け答えが速い
2.決断や判断が速い
3.切替が速い
4.同時進行が可能
5.飲み込みが早い
6.要領よく立ち回る
7.手先が器用である
8.頭を冷やす時間が必要

 

8番はさておき。
 

これらの特性群を眺めていると、
タイプ7の生きる道として、
一つの回答が見えてきます。
 

それが今回のタイトルにもある「ルネッサンス人」です。
 

(表記はルネサンス・ルネッサンスどちらでもいいのですが
 個人的に「ッ」をいれたいのでそちらで呼びます)
 

エニアグラム書籍(訳書)のいくつかには
「タイプ7は典型的なルネッサンス人」という記述がみられます。
 

ですが、残念ながら「ルネッサンス人」と聞いて、
その意味がパッと思いつく人は稀でしょう。
 

何を隠そう私も最初読んだときは「??」でした。
 

ワインで乾杯しながら「ルネッサーンス!」と盛り上がるお笑いコンビがいますが
もちろんあの方達のことではありません(笑)。
 
kanpai

では「ルネッサンス人」とはどういう意味でしょうか?
 

三省堂大辞林さんには載っていませんでした。
 

ルネッサンス」ですと、Wikiペディアに説明がありますので、
いくつか引用します。
 

ルネサンス(仏: Renaissance 直訳すると「再生」)とは、一義的には、
14世紀 – 16世紀にイタリアを> 中心に西欧で興った古典古代の文化を
復興しようとする歴史的文化革命あるいは運動を指す

 

古代ギリシャ・ローマの文献の再発見による学問・知識の復興であり、
またヨーロッパにおける文化の再生でもあると捉えておく。

 

人間はあらゆるものになる可能性を持っている」と説いた
人文主義者アルベルティは建築論と実作、絵画論など
多くの分野で業績を挙げており、
ルネサンスの理想である「万能の天才」の一典型とされる。
また、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ
それぞれ絵画、建築、彫刻など多方面での才能を発揮した。

 

いやはやスゴイですね。
 

ただ、これだけだと流石に持ち上げすぎなので、
少しバランスを取ろうと思います。
 

『薫日記』さんの
ルネサンス人」というページからの引用。
 

日本という国は、いわゆる「ルネサンス人」タイプを嫌うようだ。
ルネサンス人というのは、ようするに「なんでも屋」のことである。
ジャーナリストやサイエンスライターてな職業は、
そもそも「博識の蛸」てゆーか、「情報の八本足」みたいな性格じゃないと
務まらないから、ルネサンス人の典型だろう。

よく「マルチ」というような言葉がつかわれるが、それに近いかもしれない。

IT産業の旗手と呼ばれような人たちも、
ある意味、ルネサンス人的なビジネス展開をしているけれど、
世間からは冷たい目で見られがちだ。

対照的に「一芸に秀でた」というべきか「専門馬鹿」というべきか、
政治家は政治家なのであり、ルネサンス人とは程遠い。
小泉さんは歌舞伎やオペラが好きで、食通でもあるみたいだし、
比較的ルネサンス人的だから「変人」とかいわれてしまう。

野球でいえば、ホームランバッターでもなく、剛腕ピッチャーでもなく、
オールラウンド・プレーヤーという感じだろうか。

 

つまりタイプ7は「ルネッサンス人=多芸多才な万能選手」なのです。
 

それが「頭の回転の速さ」が最終的に生み出す特性です。
 

先ほどタイプ7は趣味やライフワークを沢山持っている、
ということをお伝えしましたが
ある意味それが自然な姿だと言えます。
 

なぜなら、そもそもタイプ7は「一つがこわい」のですから、
自分のやること(芸)や能力(才)を一つに限定することも 苦手だからです。
 

「一芸に秀でる」のではなく、自分の可能性や選択肢を
ドンドン増やしていきたい欲求があるんですね。
 

そうすれば、沢山の刺激と興奮を得ることができるからです。
 

そしてその欲求を満たす為には、
「頭の回転の速さ」をベースにした  

1.受け答えが速い=豊富な情報交換
2.決断や判断が速い=着手の速さ
3.切替が速い=果敢なチャレンジ
4.同時進行が可能=効率的
5.飲み込みが早い=習得の速さ
6.要領よく立ち回る=円滑な人間関係
7.手先が器用である=素晴らしい造作

 

という特性が必要だということ。
 

これらの特性が備わっているからこそ、
タイプ7は多芸多才な人間に成り得るんですね。
 

別の言い方をすれば、ルネッサンス人とは、
タイプ7が自らの欲求に素直に従った結果にすぎません。
 

だから他のタイプが狙ってなろうとしても
「頭の回転の速さ」が必要になる為、実際には難しいと言えるでしょう。
 


 

今回はここまで。
 

これまでのタイプと比べると、
タイプ7は少々持ち上げ気味な気がします(苦笑)。
 

なので次回はタイプ7のデメリットを中心にお伝えし、
その次の最終回へと繋げたいと思います。
 

それではまた。
 
 

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